森です

ウランバートルにいます。

先日、旅の仲間Y君がスリにあいました。
(しかも私の目の前で)
自慢のiPod Touchをスラれて、Y君はとても意気消沈しています。
その手口を紹介します。

犯行現場はウランバートルの中心部
「ノミンデパート」前の大通り。
P1010829_800.jpg
右手のビルがノミンデパート。
犯行は露店が出ている場所の前で行われました。

画面向かって手前から歩いてきた私とY君。

歩きながら私が後ろを振り返った時(旅の間はこれを習慣づけた方がよい)、
私たちの背後には、私たちと歩調が合いすぎている二人組がいました。
中年すこし太ったの二人組で、くすんだ色の洋服を着てハンティング帽をかぶっていました。
すこし胡散臭そうな風体です。

私はこういった場合、その人物と軽く目をあわせておきます。

へんに睨んだり、威嚇したりすると余計なトラブルが発生するかもしれないので、
あくまで「かるく」にしておいたほうがよいです。
こちらがあちらの存在を確認しているのを、相手に分からせればそれで十分です。

それから彼らが追い抜けるコースを、すこし空けます。
こちらが歩調をゆるめたとき、相手が追い抜いてくれればそれでよし。
向こうも歩調をゆるめたら、そのときはどこかで立ち止まってやり過ごします。

こういった警戒は勘違いの場合が多いですが、
気をつけておくことに越したことはありません。

さて、今回は
私が二人組の存在を確認して「あ、なんか嫌だな」と感じたとき、
二人組は早足でこちらを追い抜こうとしてきました。

私はすこし避けましたが
Yくんは二人組に気づいていませんでした。
P1010826_800.jpg
ナ―ダムの祭りの期間中ということもあり
人通りが多く、そして広げられた露店でそこだけ道幅が狭くなっています。

そしてその二人組は、Y君を追い抜いたあと
短く口笛を鳴らしたかと思うと、
誰かに呼ばれた(あるいは何かを思い出した)ようなフリをして、
急に振り返り、来た道を戻ろうとしました。

とつぜんきびすを返した二人組は後ろにいたY君とぶつかります
もちろんこれはわざとです。
けっこう強く当たってっきます。

身体がぶつかった一瞬の混乱時、露店で道幅が狭くなったその場所に人だまりができました。

私がすぐ傍からその瞬間を見ていましたが

二人組が振り返って、Y君にぶつかったその2秒くらいの混乱時に
Y君は合計4人ほどの男に、前後からサンドイッチされた形になっていました。
いつのまにか、Y君とぶつかった二人組と同じような風体の二人組(こちらは若い)が
前から来ていたのです。

男4人に前後を囲まれたY君は、前方から急にぶつかられた衝撃に気を取られています。
男4人に前後を囲まれたY君を見ていた私は、「もしかして」と感じました。

Y君にぶつかった男はY君に短い罵声を浴びせて足早に来た道を去っていきました。
残りの二人も、通りいすぎていきました。

通りが静かになりました。

「大丈夫だった?」と訊いてみます
「なにがですか?」とY君。
「なにもスラれてない?」
「え?大丈夫ですよ」
とY君はポケットを探ります。

するとズボンの前方のポケットに入れていたiPOD Touchが見当たりません。
「あれ?あれ?」
とあちこち探しますがでてきません。

「え?うそだろ?」
と、ポケットやカバンのなか、そしてどこかに置いてきたのかもと
いろんな可能性を考えますが、やはりiPod Touch はなくなっています。

「マジかよーー!」
Y君は天を仰ぎました。

Y君いわく
前の男が急に振り返ってきてぶつかられたとき、
その性急さから、
その男がなんらかの違反をしていて
警察かなにかを避けて逃げようとしているのだろうと、
一瞬そんなことを考えたそうです。

男4人に囲まれた時はその混乱で、
何がどうなっているかよくわからなかったそうで。

そしてポケットからiPod Tpuch をスラれたことも
まったく気がつかなかった。

ウランバートルはもともとスリが多いみたいです。
さらにモンゴル最大のお祭り「ナ―ダム」の時期は
外国人のスリの被害が大幅に増えるているとのこと。

Y君が被害届を出しに行った警察で
「いまはナ―ダムだから、毎日たくさんの外国人がスリの被害でここに来てる」
と言っていたそうです。

同じ宿の女性で、トートバッグの脇をナイフで切り裂かれて
カードやパスポートを盗まれている人もいました。
これもよくある手口です)

その後Y君は急な冷たい大雨に打たれ熱をだし、
くわえてストレスかあるいは水か羊肉のせいか、腹をくだし
スリにあった精神的ショックもあいまって
数日死人のように伏せていました。

そんな彼も少しづつ復活しつつあります。
がんばれYくん!

モンゴルの首都ウランバートル。
アジアのなかでは警戒度をあげて歩いたほうがいい都市です。

以上
旅人の参考になれば幸いです。
では。
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