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森です

キルギスタンの首都ビシュケクで
中央アジア諸国のビザ発給を待つ身です。

ビシュケク自体は、見所はあまりない
おだやか~な街です。


敦煌の話をしよう。

敦煌といえば1000年にわたって造営された
仏教系石窟「莫高窟」が有名だが

敦煌にはそれよりもっと心躍るものがある。

それが町はずれにある砂山、「鳴沙山」だ。

砂山とは言え、その規模がすごい。

煌の街中から鳴沙山行きのバスで15分ほど
道路の果てにそれは姿を現す。
IMG_6958_800.jpg
!!でかっ!!
たかが砂山だろうと高をくくっていたが、
そんな先入観を見事に打ち砕かれる巨大さだ。

IMG_6959_800.jpg

入園料120元(1550円)を払うあいだも
ゲートの向こうの砂丘に心惹かれる。

そして入園。
IMG_6965_800.jpg
やっぱりすごい!

どこまでも続く砂丘である。
敦煌はシルクロードのオアシス都市なので
町の周囲は乾燥した砂漠地帯が拡がるが
その中でもこの一帯は
東西40キロ、南北20キロにわたる
大砂丘地帯である。

入園するとカート業者が
「カートに乗りな。月牙泉(月型の泉)までは遠いぜ」
ともちかけてくるが、実際はそう遠くない。
山際の平坦な土地をのんびり20分も歩けば泉にはつく。
カートに乗る必要はないと思う。
IMG_6961_800.jpg

それよりラクダがおる。
これで砂丘を歩くのは、なかなか情緒があると思う。
IMG_6962_800.jpg

私は自分足で歩く。
砂丘の淵ではなく、上まで登ってみる。
IMG_6972_800.jpg
砂丘の尾根を行くが
近くでみるとかなり急である。
IMG_7064_640.jpg
砂粒は細かで、ひどく足をとられる。
靴に砂が入るのが嫌なら、靴カバーがレンタルできる。

登ること40分。
炎天のなか登ること40分。
砂丘のてっぺんにたどり着く。
そこから眺めると・・・
IMG_7020_800.jpg
見事な砂漠だ。
シルクロードである。

振り向くと敦煌の町が見える。
IMG_7072_800.jpg
砂漠に浮かぶ緑の島だ。
砂だけの世界をわたってきた旅人は、
この豊かな緑にどれほど心癒されることだろう。
IMG_7250_800_20110810225817.jpg


振り向けば敦煌の町。
あとの三方は砂漠という視界である。

そして眼下にはオアシス・月牙泉がある
IMG_7041_800.jpg
三日月形の泉だが、観光地化されすぎて「なるほどねぇ」
くらいの感慨しかわかない。

それよりも砂丘である。
目の前に拡がる砂の造形は
美しく、変化に富み、そして幻想的である。
IMG_7124_800.jpg

IMG_7080_800.jpg

IMG_7148_640.jpg

入園してすぐ、目の前の砂丘に登ったが
そこからは延々と続く更なる砂丘が見えるだけだ。

どこまで続いているのか、
その果てのヒントでも見てみたいと思い
近くで一番高い砂丘に登ってみることにした。
これだ。
IMG_7134_800.jpg
陽射しは激しく強い。
砂山に登るなら十分な水を用意すること(1.5リットルは必要)。
IMG_7104_640.jpg
帽子も必須だ。

1時間、ひとつの谷を越えて、山に差し掛かる。
仰ぎ見て頂上と思った地点が、ただの中腹であるといったことを
繰り返しつつ登る。
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山を進むにつれて町の音が遠のく。
視界は砂と空の、単純な二色で占められていく。
IMG_7211_640.jpg
急峻な地点を迂回してさらに1時間。やっと頂上が見えてきた。

ここからの傾斜はかなりきつく、
手を使い這うようにして登る。
P1020741_800.jpg
ようやく頂上。
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うん。いい眺めだ。

さて、砂漠の終わりのヒントでもあるかと目を凝らすと
IMG_7241_800.jpg
あ、遠くに大きな岩山が見える。
あそこまでは砂丘は続いていないようだ。
よし、すっきりした。

砂山に座ってじっと砂丘を眺める。
あるのは砂だけ、人間が生きるには過酷すぎる環境だが
砂丘を前にするとなぜか優しさも感じられる。
造形美のためだろうか。

IMG_7271_800.jpg

そうしているうち、次第に影が伸びてくる。
陽は西に沈み、影は東へ伸び、風が吹くと砂丘の表面に砂が渡る。
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今日は月がでていない。
夜になる前に山を降りなければ、足元が見えなくなる。
IMG_7311_800.jpg
日が暮れると砂山は一斉に無口になってしまう。
残照を頼りに山を降りる。

ふもとではたくさんの観光客が、泉に涼みに来ていた。
夜空には霞がかかって、星は瞬かない。

夜10時にゲートをでる。
鳴沙山に6時間ほどいたことになりました。
バスはこの時間もまだ出ていました。
10時以降もまだありそうです。

鳴沙山。
日本では絶対に見ることができない光景がありますので、
敦煌に行ったら、必ず立ち寄ることを勧めます。
広大な砂丘の様子がすこしでも伝わったら幸いです。

では今回はこれで。
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