森です

ビシュケクに滞在してはや二週間。

周辺諸国のビザ取りも終わって、
キルギスの見所をいくつかまわってきました。

キルギスは標高7000メートルクラスの山から
渓谷や湖、温泉など、自然豊かな国です。


短期間の旅行では、湖を訪れて
そこでのんびりするのが定番です。

これはキルギス人も同様で
海のないキルギスタン
人々は夏になると湖へいき、湖水浴を愉しみます。

キルギスの湖のなかでもっとも大きく、有名なのが
「イシ・クル湖」です。
大きさは琵琶湖の9倍あります。

観光客が多く、湖畔にはホテルや遊園地などの、リゾート施設もあります。

しかし
今回紹介するのは、「イシ・クル湖」ではなく

「ソン・キョル湖」です。

ソン・キョル湖は、標高3000メートルにあり
アクセスが面倒なので、観光客はほとんどいません。
そのためとても静かです。

湖のある草原地帯では遊牧民が暮らし
羊や馬、牛などが日がな草を食んでいます。
標高が高いので空は青く、湖は澄み、
夜は星が美しい。

静かで美しい自然の中でのんびりすごすのが
ソン・キョル湖の楽しみ方です。

アクセス方法と諸費用は最後に書いておきます。

では「ソン・キョル湖」の景色をどうぞ。

コチュ・コルの町から山道を行き3時間
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山頂の高原にソン・キョル湖が見えてくる。
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草原の彼方に、とろみがかった蒼い湖が見えると、感激で思わず声がでます。
これは必ずでます。


草原を通って、湖畔へ。
宿泊はユルタに泊まります。
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中はこう
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真夏ですが、夜は寒いです。初冬くらいの服装を用意しましょう。
ユルタ内にはストーブもあります。
残念ながら、ストーブに火が灯ることはありませんでしたが。。。

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そして日は暮れる
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また陽が昇り
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乗馬にチャレンジ。
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右の白い馬はかなり臆病で
つねにふるえて、他の馬に寄り添っている。

「はい乗って」
と、宿のホストファミリーの少年に促されて
馬の背に乗る。
「チョゥ!!」
と、少年が声をかけると馬は進みだす。

「じゃあ行ってらっしゃい」

と、少年は私たちを見送る。

遊牧民にとって宿泊施設は副業で
本業は遊牧である。
家畜の世話をしなくてはならない。

観光客の乗馬などにつき合っている暇はないのである。

馬は湖畔を進む。
1時間100ソム(170円)。1日500ソム(850円)なり。

よく晴れた午前の湖畔を、15分ほど歩く。
「気い持ちいいな」
「気持ちいいですね」

と、私もここに一緒に来たW君も上機嫌である。
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放牧されている馬が数頭、湖畔で暇をつぶしていた。

「どこまで行きましょうか」とW君。
「馬任せでもいいかもね」と私。
「でも僕の馬、常にふるえてるんですよね」
「緊張してるだろね。ちょっと馬の写真撮りたいから
一度止まってみようか」

と、馬を止めたが最後、
W君の馬が動かなくなってしまった。

「どうしたの?」
「わかりません」

とW君。
奮闘するも馬は微動だにせず。
なだめてもダメ。
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引っ張ってもダメ。
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「チョゥ!チョゥ!」と、
ホストファミリーの少年がやっていたかけ声を真似ても
やはりダメ。

この調子で20分ほど経過。
埒があかないので、私と馬を交代してみる。

しかしそれでも結果は変わらず。
仕方がないので、W君にホストファミリーのプロ遊牧民を
呼んできてもらうことにする。

その間私もなんとか馬を動かそうとしたが
この葦毛は断固たる抵抗を示す。

断固たる抵抗の図。
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この断固たる足のふんばりよう!!
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最初は
「動け!ほら!!」
と馬を叱りつけていたが、
最後には
「お願いだからもういい加減に動いてくれ」
と馬に嘆願している非力な私。

馬も次第に、私を嘗めてきている雰囲気をプンプンだしてくる。

私の先導が自分の行きたい方向のときにだけ、
足を運ぶという有様である。
そして好きなように草を食む。

完全に嘗められている

しかし成す術なし!!

どうやら私たちは、この馬的ヒエラルキーの最下層に
位置づけられたようです。


「お待たせしました」
そこにW君が車に乗って戻ってきました。

ホストファミリーが誰もいなくて
仕方なくW君は、ここまで私たちを運んだタクシーの運転手を
連れてきていました。

はたしてタクシーの運ちゃんに、この馬をなんとかできるのか・・・

という私たちの不安は杞憂に終わりました。

「よし、ちょっと乗ってみ」
そう言って運ちゃんは私を馬上に促し
自分は馬の背後で
「チョゥ!チョゥ!!」と声をあげます。

それは私たちも、ホストファミリーの少年を真似てやったかけ声で
一向に効果がなかった掛け声ですが

なぜか馬は動き出しました。

??!!なんで!!??

私とW君には、私たちと運ちゃんのかけ声の何が違うか、
まったくわかりません。

そのうちホストファミリーの少年がやってきて
らくらくと馬を連れて行きました。
連れられて走りゆく葦毛の馬。
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けっきょく90分の間、馬に乗れたのは15分でした。

それでもなんだか楽しい思えるのは
美しい景色にかこまれているからでしょう。

キルギスタンの「ソン・キョル湖」
お勧めの場所です。

では今回はこれで。
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*最後にビシュケクから「ソン・キョル湖」までの行き方と費用を
書いておきます。(1ソム≒約1.7円)

ビシュケク西バスターミナル→コチ・コル
マルシュルートカで100ソム(170円)
所要5時間。
乗合タクシーだと、一台1200ソム÷人数。
所要4時間。

コチ・コル→ソン・キョル
タクシーを雇う。往復2400ソム。
宿泊費200~300ソム。

もしソン・キョルで一泊するなら
ドライバーの宿泊費と食費もこちらの負担になります。

私はコチ・コルのCBTという非営利旅行代理店でアレンジしてもらって
二人分、総計4100ソム(約7000円)でした。

日本からの短期旅行で中央アジアに来てる人なら、
この金額も高くは感じないと思います。

とても美しい場所なので、ぜひどうぞ。
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