森です

ギリシアのカランバカにいます。

ブログがリアルタイムの旅行から
一ヶ月半も隔たっています。

すでにバルカン半島の南にいるのに
ブログではまだロシアです。

「世界直送」
略してセカチョクの名に恥じるこの現状。

そこで今回は
最近の旅の様子

アルバニアの首都・ティラナの一日をお届けします。


思うに、
一回の記事が長すぎるから
更新が追い付かなくなるのです。
なるべく短く・端的に更新しなくちゃな。


さて
アルバニアへは、東の隣国・マケドニアから入りました。

マケドニアの首都スコピエから
アルバニアの首都ティラナへの夜行バスです。

この路線、鉄道はありません。

スコピエからティラナへは
所要約10時間
朝の6時か、夜7時発の1日2便。

コソヴォの首都プリシュティナからティラナ行きは
もっと便数があるので
コソヴォから入るのもありですね。

ちなみにモンテネグロからアルバニア行きの国際バスは出ていません。

さて
スコピエからのバスですが
夜7時発だと、朝4時半ころについてしまいます。

初めての街は
明るい時間に着くのが旅の鉄則。

さらにティラナは、
バスターミナルというものを持たないので、
そこらの道端で降ろされる
ことになります。

夜明け前の午前4時半に、
異国の路上に放り出される。

かなり不安な状況です。

さらに
アルバニアは一昔前に経済破綻をして
そのとき国がかなり荒れた。
国民の数だけ銃が出回ったとか。。。

でも今はだいぶ落ち着いて
「そんなに危険は感じなかった」
という
つい最近会った旅人の情報がある。

・・・
ちょっと悩んだけど
チケット買いました。

なんとかなるでしょう。

そして夜行バス。
マケドニアとアルバニア、入出国はスムーズ。

アルバニアに入ると山道になります。

ワインディングと頻繁なタバコ休憩に
あまり眠れないままティラナに到着。

時刻は午前4時半。

降ろされたのはやはりどこかの路上。
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ひとまず2秒間だけ途方に暮れる。

しかし
降ろされたそこはかなりの大通り。
まだ救いがある。
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「タクシー」「タクシー」
バスから降りた私の周りに
タクシードライバーたちが集まってくる。
彼らは120%ぼったくりタクシーである。
断ります。

「セントロは?」とバスドライバーに訊く。
「あっち」
と示された方向へ歩き出す。

大通りにはカジノがたくさんあり
人の姿もある。
どうやらこの通り、かなり大通りのようだ。

そのうち通りの名前を見つけました。
「Blv Zogu 1(ゾグー1世通り)」
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ラッキー、
この通り、
街の中心を走る大通りです。

ということは
降ろされたのは、鉄道駅の近くだったことになる。

明け方前午前5時、
暗いなかを宿の情報をメモしたデジカメを見つつ
ゾグー1世通りを南下。

5分ほど歩くと
スカンデルベグ広場のクリスマスツリーが
私を迎えてくれました。

そして目的の宿
「フレディ・ゲストハウス」に到着。

時刻は午前5時。
普通のホテルならいつでも気兼ねなく
門をたたけますが
ゲストハウスだと
24時間のレセプションがあるかわからない。
オーナーは寝てるかもしれない。

すこしためらいましたが
ドアの向こうも灯りがついていたので
ベルを鳴らしてみました。

すぐに返答があり
ドアが開く。

ガウンを羽織ったおじいさんが応対。
「寝てるところをおこしてすいません」
「うむうむ」
「部屋ありますか?」
「あるよ。一晩15ユーロ」
ネットでは11ユーロとあったが
この時間からチェックインできるなら
その値段でも仕方ないか・・

「3ベッドの部屋だけど25ユーロで個室使用にするよ、どうする?」
「ドミトリー使用でいいです」
(この時期どうせ客も少ないだろうし)

部屋に入ってザックをおろす
ベッドが三つ、並んでる。

バスであまり寝むれなかったから
ああ、
いますぐでもベッドに横になりたい・・

パスポートを渡してチェックイン。

さあお金を払って、ベッドイン。

「あ、そうだ。これを見なさい」
と、お爺さんが示すのは壁の利用規約
そこにはチェックインは10時とある
「今は朝の5時だ。だから25ユーロ払ってほしい」
「25ユーロ!?」
「そうじゃ、本当なら二日分の30ユーロもらうが、25ユーロでよいぞ。
25ユーロで早めのチェック・イン料金と、
さらにシングル使用させてあげようじゃないか。」

「いや、シングル使用はしなくていいよ」
(どうせ客来ないだろうし)

「・・じゃあ早期チェックイン料金、20ユーロ払ってほしい」

「20ユーロ・・・」

どうしよう。
アルバニアで20ユーロは、とても高い。
日本だと8000円くらいの感覚だ。

もう一軒調べておいた宿があるから
そっちをあたってみようかな・・・

「俺は15ユーロが精一杯です。20ユーロは払えないから。他を探します」
と、ザックを担ごうとすると、お爺さん、
「待て。15ユーロでいい。それでいいんだろ?」
うん。いい
と、なんだか簡単に値が下がってチェックイン完了。
オフシーズンはこういうとき話が早いです。

そんなこんなで
やっとベッドに。
部屋に暖房がなかったのですこし寒かったが
疲れていたのですぐ寝た。

・・・
・・・・
起きたら11時。
「寝すぎた!」

ヨーロッパの冬は日が短い。
4時過ぎにはもう暗くなってくる。
えらいこっちゃ、観光の時間がなくなる!

・・・
と思ったが
ティラナの観光ってなんだ?とくに観光の目玉のないティラナ
マストで訪れるべき施設や遺跡はない。

それで今日の私の予定といえば、
明日のギロカスタル行きのバス乗り場を調べる。
以上。


さて
前述したようにティラナはバスターミナルがない。

長距離バスは
そこらの路上から出る。

だから私が行きたいギロカスタル行きのバスが
どの路上から出発するか
それを調べなければいけない。

発着所はガイドブックの地図外なので、
自分の目でそこまで行って
確認しておきたい。

昼。
宿の主人が留守だったので
バス発着所の情報は得られなかった。
まあ
とにかく散歩がてら外に出よう。

近くに国立美術館があるから
そこを見つつ、
バス発着所を探そうじゃないか。


ティラナの街。

美術館に行く道すがら
賑やかな一角を見つけた

クリスマスマーケットだ。

ケバブやポップコーンにビール。
家族や恋人たちは、楽しそうに歩いている。
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こういうとき、一人旅の寂しさを感じる。

出店で、子供たちが描いたというクリスマスカードを買う。

昼食。
「なんか安そう」
という理由で入った食堂。
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バルカン半島定番の指ケバブ(ここんとここればっかり!)
と、パン。ヨーグルト系のサラダ。
コーラ。

これらでしめて300レク。230円。
値段を聞かずに食べたが、
想像以上の安さである。

この物価だと、気兼ねなく店に入れる♪
さっそくシャレオツなカフェに入ってカプチーノを注文。
120レク。約90円。
やはり思った通り安い。
そして思ったよりまずい。
クリームがバターじみてて、胸やけがしてくる。

そんなカプチーノを飲みながら、
クリスマスカードを書き始める。
すると外はいきなりの豪雨。

みなさん、駆けて行って雨宿りをしていく。

ポストカードを書き終わる頃に雨上がる。
美術館に向かう。

雨上がりの空は青さが際立つ。
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美術館。
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客は私と、ひと組のカップル。

お世辞にもレベルが高いとは言えない収蔵作品。

しかし社会主義リアリズムの作風だけは
他の旧ソ連圏で見たものと引けをとらなかった

それどころか、他の旧ソ連圏のものより見応えがある。
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温暖な気候ゆえか、民族の血ゆえか
社会主義リアリズムに付き物の陰気さが控えめで
ある種の陽性の明るさが発現している。
珍しい社会主義リアリズム作品が見れて満足だ。
入場料200レク(約150円)

スカデルベグ広場の近くに郵便局があるので
そこにむかう
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郵便局
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そこでクリスマスカードを出す。
日本まで1通50レク。
なんと40円という安さ!
本当にエアメールか?
激しく不安になる。


郵便局を出て
ギロカスタル行きのバス発着所を探す。
ガイドブックにはスカンデルベグ広場から
KAVAJES通りを西へと書いてあるが
そこはガイドブックの地図外である。

とにかくKAVAJES通りへ向かう。
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到着。

片側二車線。真ん中にも歩道がある
大きな通りだ。
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道すがら人にギロカスタル行きのバスに着いて尋ねる。
「もっと向こうだよ」
とみんなそう答える。

建物もまだ先だと、そう示している。
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25分ほど歩くと
川を越える。
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その先にあるバス停でようやく
「そう。ここがギロカスタル行きのバス発着所よ」
という答えが聞けた。
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バスといっても、乗合バスである。
「朝の6時にでる」
という情報しか得られなかった。
ということは、明日は朝の5時には宿をでなきゃいけないかな・・
つらいな・・・

と思っても、それに乗らないわけにはいかない。
早起きして乗ろう。

帰りは別の道を歩く。
無数の電線と、細い路地
たくさの車と、特徴のない建物。
どこかで見た景色だ・・・
あ、日本だ。
ティラナは日本の町角を歩いているような錯覚があります。
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しかし
そこを行く人はアルバニア人。
アルバニア人は陽気でカメラを見ると
「さあ、俺を撮りなよ」
と声をかけてきます。
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景色を撮っていても
車の中から
「こっちを撮ってくれ!」
と手を振ってきます。
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こんな人たちが、窮屈な20世紀社会主義制度の中で
楽しく暮らせたはずがない。

マケドニアでもそうでしたが
バルカンの南までくると
ノリはギリシアやトルコ、イタリアに近くなってきます。
明るいです。

一ヶ月半前にいたロシアの陰気さとは
相当な違いです。
だいぶ遠くまで来たなと、そう実感する日々です。

さて
宿に戻ると受付には初顔合わせの兄さんがいました。
念のためにギロカスタル行きのバスについて訊きます。

「オッケー。この地図を見なよ。ここからでっかいバスがでるんだ」
と、説明してくれるのは、さっき私が行った場所とはまた別の場所。
どうやら、他にもバスはあるみたいです。
(実際私はそちらのバスを利用しました。詳細は「旅の役立ち情報」に書いておきます)

「朝の6時と8時。料金は8ユーロから10ユーロくらいかな。いいか、もう一度説明するぞ」
とお兄さん、全力で説明してくれます。

いい奴だと思いつつ
「それで、朝は部屋のカギどうすればいい?」
と訊くと
「?ん?なんだ、おまえここに泊ってたのか
と兄さんは答える。

!!??
ってことはこの兄ちゃん、
ふらっと入って来た無関係の外国人に
全力でバスについて説明してた

ってことか。

う~ん、いい奴。

このように、
ここら辺の人たちのノリは
「なんでも全力」
という感じです。

彼らのようだと、
人生なんかあっという間に過ぎてしまいそうです。

そういう生き方も幸せそうです。


さて
明日はギロカスタルへ。
朝の5時には宿を出るつもりです。

しかしなんでも全力の彼ら
全力でぼったくろうとしてくる」こともあるので
バスの料金交渉も一苦労あるかもしれません。

結局またもや長くなってしましましたが、
今回はこれで。
アルバニアはティラナから直送でした。
では。
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