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森です

旅は安全第一

今回は
ダカールでよくあるという「俺だよ、懐かしいなあ!」詐欺の様子を。
防犯の参考にしてください。

私がこの詐欺師に会ったのは
ダウンタウンのindependence広場

この詐欺のやり方は
久しぶりだねと声をかけてきて
食事をしたり酒を飲んだりして打ち解けて仲良くなります。
そして
その後のパターンはいろいろ

カードゲーム詐欺の現場に連れて行ったり
荷物を見ててやると言ってそのカバンや財布を持ち去ったり
高額で粗悪な品物(宝石とか絨毯とか)を買わせたり
ぼったくりツアーに参加させたり
まあそんな具合です。

この詐欺はセネガルで有名らしく
lonly planetに載っていました。

私はそれを読む前にこれに遭遇したので
すぐにはそれと気が付きませんでした
ひっかかりはしませんでしたが・・・

あるよう晴れた昼
独立広場を歩いていると朗らかな声で
「おおー、久しぶりだなあ!」
と中年の痩せた男が声をかけてきました。

「まったく、久しぶりだなあ。こんなとこで会うとはなあ」
と、彼は再会を喜ぶ満面の笑みです。

が、私のほうでは心当たりがありません。
なので
「どこで会いましたっけ?」
と訊いてみます。

「いや、久しぶりだ。名前なんだっけ?ついうっかり忘れちゃったんだ」
と、男は私の質問に答えずに笑顔で名前を尋ねてきます。

「どこの町で会ったっけ?」と私。
「名前をど忘れしたよ!ごめんごめん!もう一度教えてくれるか?」
「どの町で会ったか教えてよ」
「・・・ヨーロッパだよ。パリで会っただろ。ホテルでさあ。懐かしいなあ」
と男は言います。

確かにパリには何度が行った事がありますが、男は記憶にありません。
試してみます。
「いや、パリには行った事がないよ」
「パリだよ、パリ」
「パリには行ったことがないなあ」
「いやあ久しぶりだ、俺の弟もたまにあんたの話をするんだよ」
と、男は話を変えます。
ちなみに、会話の間ずっと、
男は人懐こい善良そうな笑顔を見せ続けています。

「なるほど、あなたの弟とも、俺は会ったんだ?」
「そうとも!弟があんたを俺に紹介してくれたんじゃないか。
あんた、今回はダカールに旅行で来てるのかい、それとも仕事?」
「どの街であったかそれを教えてよ」
「あんた、いまどのホテルに泊まってるんだい?」
「だから、どの街で会ったんだっけ?」
「・・・ロンドンだよ。3年前にロンドンで会ったろう?」
「3年前にはロンドン行ってないよ」
「・・・本当に?」
「うん」
「そっか、そっか」
男はそれで話を打ち切りそうな雰囲気でした。

私もそのときには
こいつは確実に初対面であり、
なにか別の目的があって
話しかけてきた
のだと確信していたので
もうちょっと話してみようと思い、水を向けました

「3年前のロンドンかあ。よく憶えてないけどちょっとだけ行ったかも・・」
「ん?そうか?」
「そうそう、でもあんたが会ったのは俺だったかなあ・・」
「いや、あんただよ。懐かしいなあ。ほんとうに」
男はずっと、再会の喜びに満ちた顔を崩しません。
「ところであなたがロンドンで会ったその韓国人、名前はなんていった?」
「ソ・ユンさ」
と、男は即答しました。
きっといろんな国の名前を用意しているのでしょう。
プロです。
「あんたがロンドンで会った韓国人は、ソ・ユンって言うのか」
「そうそう」
「でも俺はソ・ユンじゃないよ」
「あはは、ごめんごめん。アジア系の名前は俺たちには憶えにくいんだ。
でも会ったのはあんただよ。それは間違いない。また教えてくれるかい?君はなんて名前だっけ?」
「俺はソ・ユンじゃなく、韓国人でもないよ」
「・・・」
「俺は日本人だし」
「・・・そっか。人違いだな!じゃあ!」
と男は踵を返して去ろうとしますが。
「待った」
「なに?」
「このやり方って、あんたのオリジナルのやり方?それともここらじゃ有名なやつ?」
「?やり方って?なにが?」
「だから、こうやって外国人(foreigner)に話しかけるやり方」
「え?フォ・・リ・・ナ?」
なんでいきなり英語がたどたどしくなってんだよ(笑)!
アナ、タ、ノ、イウコト、ヨクワカリ、マセン
「嘘つけ!さっきまで英語ペラで喋ってただろが!」
「????」
男は愛想のよい顔のまま、首を傾げます。
しかし、最後まで絶やさない笑顔。
こいつはプロだなあと、またもや変なとこで感心しました。

その男はそれで去りました。
あの男に話を合わせていたらどうなったか
興味はあるので、今度はそれを試してみようと思います。

そしてそのときは「あのとき貸した金返せ!」
とでも言ってみよう。

以上
ダカールで出くわした二つの犯罪未遂でした。
とにかくポンティ通りのその周辺は
怪しい人物が多いです。
是非気をつけてください。
では。
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