森です

たぶんグルジアのどこかにいます。

今回は
ものすごく厳しく、めんどくさい
イスラエル入国の際に聞かれること、質問などについて書きます。

私はフランスのニースからテルアビブへ空路で行きました。

航空会社はisrair(イスルエアー)でした。
ニース→テルアビブは夏季の臨時便とのことです。
運賃は120ドルでした。預け荷物は20キロまで無料です。
手荷物は別に一個持ち込めます。

ニースの空港で搭乗3時間前にチェックインの列に並びます。
航空会社が推奨している時間が、3時間前です。

外国人は私だけでした。
あとはイスラエルの中高年の夫婦です。

航空会社の職員がセキュリティーチェックをします。
若い女性の方で、物腰はとても丁寧でした。
以下は質問と回答です。

「今日はどこから来ました?」
「バルセロナからニースへ夜行バスできました」

「それまではどこの国にいました?」
「ロンドンです」

「なんでイスラエルに行きたいんですか?」
「聖地をみたいからです」

「何日間いるつもりですか?」
「えーと、5日間」

「どこの町に行く予定?」
「エルサレムと、ベツレヘム。時間があればナザレに」

「どこに泊まるの?」
「ホステル」

「予約はしてある?」
「してません。住所はメモしてあります。エルサレムの旧市街です」

「今までにイスラエルに来たことはある?」
「いいえ、これがはじめて」

「イスラエルに友達はいる?」
「いない」

「仕事はなにをしてますか?」
「してません。仕事をやめて旅行をはじめました」

「あなたの荷物はこれだけですか?」
「はい。これが預け荷物で、これが手荷物。このふたつ」

「いつ、誰が荷造りしましたか?」
「さっきそこで自分でやりました」

「昨日はどこに泊まりましたか?」
「空港の外で」

「空港の外?」
「チェックインが朝早いから空港で寝ようと思って昨日の夜に来たら、11時に空港
閉まっちゃった」

「・・・。あなたは誰か他の人から荷物を預かっていませんか?」
「いいえ」

「自分のものでない荷物が入っていたりしませんか?」
「ないです」

「自分でも知らないで爆発物を持たされている
可能性もあります。本当に全部、自分の荷物ですね」
「そうです」

それからパスポートを入念に調べ始めます。

私のパスポートにはイスラエルと敵対する諸国のスタンプがあるので
そこに質問は集中します。

質問されたのは、シリア、レバノン、ヨルダン、エジプト、
ウズベキスタン、カザフスタン、モロッコ、モーリタニアでした。
どの国についても質問は同じでした。
「いつ」
「どのくらい」
「行った目的は」
「現地人の家に泊まったか」
「現地人に知り合いはいるか、できたか」
というものです。

この質問は30分ほどで済みました。
尋問のような厳しさもいやらしさもありません。
何事もなく終わりそうだったその矢先に
とんでもない事実が発覚。しました。

パスポートのスタンプチェックも最後になったときです。

「・・・このビザはどこのビザですか」
「モザンビークです」
「・・そしてこれは誰ですか」
「もちろん俺です」
「・・ここを見てください」

見せられたのはモザンビークビザ、私の顔写真の
隣にある名前の欄に、
そこにあった名前は・・・
_MG_4823_800.jpg
Antonio Manuel,dias Albano


「・・・・誰っ!!??


「これはあなたではないのですか?」
「これは俺です、でも俺じゃない
「これはあなたですか(と写真を指す)」
「はい」
「ではこの名前はなんですか」
「知りません。というか、今まで知らなかった。なんだこれ(笑)」
「今まで気がつかなかったの?」
「有効期限しか見てなかったから」
「このビザどこでとりましたか?」
「えーと、南部のアフリカですね。スワジランドとモザンビークの国境です。
そこで係員がその場で写真をとって、コンピューターでビザを作りました」
「このアントニオは、あなたの知り合い?」
「アントニオは知らない」
「一緒に行動してたとか?」
「いいや。独りでした。国境職員のミスです。アントニオなんて知らない(笑)!」

私的には笑えますが向こうはいぶかしみます。

職員数人がひそひそと対アントニオ作戦会議を行います。
向こうの会話ではすでに私は「アントニオ」と呼ばれているかもしれません。

ボス的な中年男がやってきて
私に同じ質問をします。
私は同じことを答えます。
俺はアントニオではないし、アントニオは俺ではない。

再びひそひそと会議がはじまる。

その間に私はモザンビークの国境職員を思い出します。
歳は50過ぎの、背が低い男でした。
通常80ドルのビザ代金を、
150ドルと言ってぼろうとしてきた
がめつい男
でした。
値下げ交渉(←本来不必要!)をして、定額に落とすと
その職員はしぶしぶビザを作成しました。

ビザができて、日付だけチェックして国境を越えたけど
まさか名前が違っていたとは思いませんでした。
よく見ればパスポート番号もまったく違います。

よくこれで国境超えれたものです。
出国のときも何も言われませんでした。

結局、他の国のビザは自分の名前でとってあるし
スワジランドとモザンビークという
馴染みの薄い国での出来事ということで、
このことは不問に処されました。

ただし後ほど、
今度はこの問題でフランス警察がからんでくることになった。

そして遅々として進まない私の荷物チェック
はたして私は無事に搭乗できるのでしょうか?

次回に続きます。

ではまた。

・・・・
アントニオッて誰だよ!!!
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)