麺類は癒しだ

麺類を食べながら世界を放浪する
世界百麺相のコーナー

前回まで
世界で食べるジャパニーズヌードルを
紹介してきました。

旅の間ずっと
日本食に飢え、そして日本の麺類を恋しく思っていた私。

そして世界一周から帰国。

ついに飢えた麺獣が檻から解き放たれた!

思う存分
本場ジャパンのヌードルを食べてみました。

まず
帰国後はじめて食べたラーメンは
泊まっていた友人宅のすぐ近く
荻窪の有名店
その38麵相「春木屋」です。

学生の頃慣れ親しんだ青葉のつけ麺や
インパクトのある二郎系
それか私のホームタウンである福岡の
とんこつラーメン(ばりこてとか)にしょうか迷いましたが

今回は東京の昔ながらのラーメンを食べることにしました。
せっかく東京にいることだし。


値段はラーメン800円

・・・・・
・・・・・・・・・・・
すごく高く感じる

800円っていえば、10ドルだろ?
この前まで5ドルとかの宿に泊まってたよ。

そういう比較が、意味のないことはよくわかってる。
精神衛生上、しちゃいけないこともわかっとる。

でも
一杯の麺で、宿泊二日分かよ・・・

福岡の物価に慣れてしまって忘れていたが
東京の有名店はこれくらいとるのだった。

麺獣としての猛りに、冷水を浴びせられてしまった。
「もうすこし、安いところ探そうかな・・・」
獣というより、ところてんみたいに軟弱な気持ちになる。


などと逡巡していると
「はやく行こうぜ」
と一緒に行った友人がとっとと入店してしまった。

あっ・・・・

まさかラーメン一杯の値段に尻込みしているとは
友人は創造してもいないのである。

でも、バックパッカーならわかってくれるはず。
とくに物価の安い国々を周ってきた、旅人なら!


とにかく私も入店。

厨房の前にカウンターがあり
そこに10席くらいだろうか
椅子が置かれている。

とてもシンプルな造りで、
しかし清潔感はあり好感が持てる。

この隙のないサニタリー面での充実は
さすが日本といった感じだ。


そして注文
「ラーメン下さい」
麵の硬さは、福岡のときのくせで
反射的に「硬麺で」
と言ってしまいそうだったが、こらえることができた。

さらに、旅をしているときの癖で
「いくらですか?」
と訊きそうになるのも、堪えることができた。

なんでも先に値段を確認しておくのは
これもまたバックパッカーには習慣となっている。

そしてラーメンが運ばれてきた。

IMG_4289_6402.jpg

うわっ
すごい綺麗だ。

まずスープに透明感がある。
脂の膜も濁っていない。
そして乱雑に見えて
バランスよくセットされたチャーシューやメンマ
そしてネギ。

ネギって味の薬味だけじゃなくて
彩のバランスという点でも大事なんだったんだなあ。


いただきます。

・・・うまい!

ただ
久しぶりにカツオだしのスープを飲んだせいか
ものすごく魚成分が濃く感じる

きっと外国人も、これと同じ印象をもつと思う。
魚風味というか、魚臭さというか。
これを嫌な味と思うかは、その人次第だろう。

魚の出汁は外国人にとって
日本人がパクチーを食べた時くらい、インパクトがあると思う。

あっさりでシンプルな春木屋の魚系でこうだ
これが青葉とかだったらどうなるんだろう・・・

麺は文句なしにおいしい

日本ほど麺にこだわる国はないと、
色んな国を旅して、私は感じた。

麵類がたくさんある中国でも
色んな種類はあるが
麺そのものは雑に扱われている場合も多い。

一方日本は
蕎麦だとか、釜揚げうどんとか
麺そのものを愉しむ料理が多い

とにかく
最初の強い魚風味に舌が慣れてきた。
あとは夢中で箸を動かしていく。

煮干し出汁の旨味はすごい。
魚の臭みに慣れていくと、その旨味が浮かび上がってくる。
そして口のなかでスープや脂とからむ縮れ麺。
丸みのある歯ごたえは心地よい。


あっという間にスープまで飲み干してしまった。

あれ、東京のラーメンって替え玉あるんだっけ?

しかし春木屋のラーメンは、
提供された一杯だけで
完成されている世界であると感じる。

替え玉や辛子高菜とか、紅ショウガ、ニラとか
福岡のとんこつラーメンみたいに色々トッピングせずに

一つの丼の世界に入り、そのまま過ごしたほうがいいと思う。


春木屋のラーメンは、完成されたひとつの世界体系であると
旅から帰ってきた私はそう感じるのである。

以上
荻窪の春木屋のラーメン。
飢えた麺獣も大満足の一杯でした。

今回はこれで。
では。
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