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森です

南アフリカ共和国の中心都市といえば
ヨハネスブルクです。

ヨハネスブルク。その都市を形容すれば
曰く「現代のリアル北斗の券都市」
曰く「最凶強盗都市」
曰く「バックパッカーの選ぶ五大危険都市のひとつ」
などなど、ヨハネスブルクは数々の禍々しい異名を持ちます。

さらに、旅人がヨハネスブルクを語るときのその内容がものすごい。
「空港から一歩出ると強盗に襲われる」
「赤信号は無視。車を止めると窓を割られて襲われるから」
「公園を歩くと木の上から強盗が数人降ってくる」
「俺らは大丈夫。と力自慢の男5人が街を歩いたら20人に囲まれた」
「外を歩いて強盗にあう確率は150%。確実に一回(100%)。+二回目が50%」

などなど、その街の危険を語る逸話は、浜の真砂よりもたくさんあります。

軽犯罪から凶悪犯罪まで
犯罪の品揃えの豊富さでヨハネスブルクは
「南アフリカ共和国は危険」という
イメージをせっせと作り上げてきました。

しかし実際の南アフリカ共和国は、
確かにヨハネスブルクは危険ですが、
それ以外の都市はそれほど危険ではありません。

ああ、それつけてもヨハネスブルク。
そんな恐ろしい噂しかない都市には行きたくありません。

それにある占いでは
私は前世が王様か貴族だったらしく
なに不自由なく、召使にかしずかれて、ぬくぬくと生きていたらしいです。
そんな私なので、危険で過酷な場所に親しみなんて感じません。恐れるだけです。
わざわざ興味本位で覗きにいくこともないし、絶対に避けて通ります。
それが私の旅のやり方です。

しかし、
現世の私は悲しいことに平民中の平民です。
王侯貴族の財もなく、ブルームフォンテンからプレトリアへ
安価で移動するのにどうしても、ヨハネスブルクを経由しなければいけなくなりました。

本当にいやですが仕方ありません。

そんなわけでまず到着しました、ヨハネスブルクのバスターミナルです。
バスターミナルに限っていえば、かなり安全でした。
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近代的で、警備員がたくさんいます。
ファストフード、ATM、売店、なんでもあります。
ここでバスを乗り換えるだけなら、危険はないと思います。
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ファストフードショップで食事をします。
店内は隙がなく清潔で
新丸ビルにでも入ってそうな雰囲気です。
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ミニバーガーのセット、23.8ランド(約240円)

ハンバーガーを食べつつ私は考えます。

「絶対に来たくなかったヨハネスブルク・・・
だが、不本意ながらもヨハネスブルクに来たからには
やはり町も見たい気もする・・・」

そう思いますがしかし、
ここは「現代のマッドマックス都市」ヨハネスブルク。
バスターミナルから外に出たとたん、
強盗が騎馬戦の大将を狙うかのように
10人がかりくらいでとびかかってくるかもしれません。

どうしよう。迷います。

迷いますが、ハンバーガーを食べ終わるころには
結論がでました。
「来たくなかったけど、
来ちゃったからには、外にでなきゃもったいないよなあ」


この状況で日本が世界に誇る、「もったいない精神」が登場しました。

さらに日本ではまたこうも言います
「毒を食らわば皿まで」と。

乗り換えにたっぷり時間はあります。
バスターミナルの周辺は治安が良くないらしいので
実情を知るには丁度良い。
どれだけ危ないのか、あるいはほんとうは危なくないのか、見てみることにしました。

ターミナル内の荷物預かり所にバックパックを預けます。
小銭とコンパクトカメラを持ってターミナルの外へ出ました。

ターミナルをでると近距離用の小型乗り合いバスのロータリーがありました。
いきなりゴミだらけです。

「うーん、わかりやすく荒んでるなあ・・・」
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もしほかの町からバックパック背負って
夜にでもこの場所へ到着したら、
きっとよくない事が起こる。そんな場所です。
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周囲を警戒しながら、バスターミナルを離れます。

街に出ました。

ストリートも、けっこうゴミが多いです。
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歩いているのは黒人だけです。
白人はどこへ行ったのか。。。

白昼でも関係なく襲われるらしいので、
人目が多くて、かつ周囲が広いところを歩きます。
(近寄ってくる人がすぐわかる)
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さて、強盗強盗と、そんな世紀末的なイメージのあるヨハネスブルクですが、
ゴーストタウンではなく、たくさんの人が住んでいます。
都市としての機能しています。
商店には商品があり、それを買う人がいて、
空腹の人のために食べものを出す場所があります。

そういった基本的な営みがされていて、
それを求めて人が行き来している場所は
なんとなく陽性の場が保たれているのを感じます。
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こういった場所は(スリとかは多いとしても)、
殺人などは起こりにくいと、そう信じて歩きます。

ただ、外国人はいないので人目を引きますね。
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路上市場を歩いていると、何度か後を尾けられました。

何かを企んでいる人は、なんとなく目線で分かります。
ちらっと目が合って、なんか違和感があって、
しばらく歩くいると、斜め後ろを着いてきていたり
すれ違って、しばらくして引き返してこちらの後を追ってきたりします。

そういった人たちは、こちらが再び視線を合わせると去っていきます。
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こまめに後ろを注意して、
人気がないところには行かず、

建物のドアの傍や路地の入り口近くは歩きません
(引きずりこまれるかもしれない)。

パーソナルスペースを普段の3倍ほどに拡大し、警戒度最大で歩きます。
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路上には無為の人たちがたくさんいました。
仕事がなくて、ぶらついてる人たちです。

日向ぼっこをしたり、仲間どうして暇をつぶしたりしています。
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どこかでものすごい怒声がして
そのあと車の急発進の音がしました。

「何があったの?」
と、近くに居た人にゼスチャーで尋ねましたが
「さあねえ」と相手は首をすくめていました。
日常茶飯事のことみたいです。
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歩いてみるとわかるのは、当然のことながら
住民全てが強盗というわけではない、ということでした。

真面目に生活している市井の人はたくさんいます。
そういう人たちは、常識的な人たちですので、いきなり襲ってきたりはしません。
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手を振ってきたり、
安くするから買ってよ、と勧めてきます。

だからといって、街が安全というわけではなく、
人通りの少ないところを歩くのは絶対にやめたほうがいい。
そんな雰囲気を持っている街です。
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以上
ヨハネスブルクの街でした。
北斗の拳的な、崩壊した世紀末の都市ではありませんでしたが、
人気のない場所を3分ほど歩いたら、何かされそうな雰囲気を持つ街でした。
結論としては
「用がないなら行かない方がいい街」
の部類に入ります。
今回はこれで。
では。
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