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7000m、8000m級の山に囲まれた
パキスタン北部のフンザ。

観光の拠点となるカリマバードから(頑張れば)日帰りで
大迫力の氷河がみられるトレッキングルートがあるらしい。

そこはラカポシBC(ベースキャンプ)。

7788mのラカポシ山にアタックするための
BCから、氷河がみられるのだ。
そこへ日帰りトレッキングをしてきたので
その様子をお届けします。

行程は以下の通り。
1、カリマバードからミナピン村へ。所要1時間。
2、バス下車地点からミナピン村へ4kmを徒歩orヒッチハイク。40分or10分。
3、ミナピン村のモスクからトレッキングルートへ。
4、氷河に到着。のぼり4.5時間。くだり3時間。
5、来たルートを戻り、カリマバードorアリアバードへのバスをつかまえる。

さて
登山ルートは、事前にカリマバードの宿、
「hider inn(ハイダーイン)」にある情報ノートで
頭に叩き込んでおいた。
※ミナピン村の「ディラン・GH」にある情報ノートにも地図があるらしい。

実際ルート的には、そこまで迷う個所はなかった。
しかし昇りながらも、道があっているかという不安は消えない。
予算のある人は、ガイドを雇いましょう。(日帰りで2000ルピーくらい?)

では自力で行く方のために、トレッキングルートをなるべく詳しく載せておきます。
1パキスタンルピー≒1円(2016年9月)

まず、カリマバード出発。
朝6時に、カリマバードのゼロポイントからギルギット行きのミニバスあり。
これに乗りミナピン村で途中下車。
の、つもりだったがこの日、選挙の当日でバスは運休だと知る。
いきなりのつまづき、時間がタイトなのに・・・
仕方なく、KKH(カラコロムハイウェイ)まで徒歩で出て、
最寄りの交通の要所アリアバードまでの車を待つ。
するとパトカーが私を拾ってくれた。
アリアバードまで送ってくれる(所要15分)
パキスタンの人たちは本当に親切で、旅人を乗せてくれることがよくある。

アリアバードで、ギルギット行きのバスを見つける
30分ほど待って出発。100ルピー。
07:20。

7:50、KKHのミナピン村入口へ到着。
ミナピン村

5分ほど歩いていくと、ミニバンが乗せて村まで運んでくれた。本当にありがたい。

8:15、村のモスク横のルートからトレッキング開始。

しばらくは村の中を歩く
ミナピン村

途中で、木から何かをはたいて落としている人がいた。
クルミとり

挨拶をすると、クルミをくれた。
クルミ
パキスタンの人は、本当に旅人に優しい。
ラカポシトレッキング

8:35、橋に到着。ここから本格的に山へと入っていく。
ラカポシトレッキング

まずはつづら折りの坂。一本道なので迷うことはない。
途中で牛飼いを追い越す。
しかし牛は私に追われていると思い、歩様を早める。
ラカポシトレッキング
私が足を止めると、牛も足を止める。
ラカポシトレッキング
完全に私を牛飼いと思っている。私には牛を追う素質があるのかもしれない。

09:35、つづら折りが終わって、林の中へ。
じきに一軒の小屋を通り過ぎる。
ラカポシトレッキング

10:00、数軒の家が並ぶ場所へでる。
ラカポシトレッキング

家並に沿って進んでいくと、道はまた林へ。
ラカポシトレッキング

この辺りは、少しさけ道がわかりづらいかもしれない。
しかし、左斜め前方へ意識をもって進んでいこう。
ラカポシBCへのルートは、全体的に左前方へという感覚をもって進むとよい。
そのうち、左前方の遠くに滝がみえてくるので、それを目指す。
ラカポシトレッキング

10:22、滝の手前を左へ入るルートがある。そこから急斜面を登る。
ラカポシトレッキング

10:37、芝のキャンプサイトへ。芝の台地が階段状になっている。
文章だけではイメージが沸かないが、実際に行ってみると
「なーるほど、これか~」と納得するはず。
ラカポシトレッキング

その段々台地をこれもまた左寄りに上へ進んでいく。
台地の上段右手に石造りの家が一軒ある。
その奥に、再び山の斜面へ入るルートがあり、そこを進む。
ラカポシトレッキング

11:00、山の斜面はかなり急峻。
ラカポシトレッキング

そして道もいくつか派生するが、その中でも
多くのトレッカーによって広く踏み固められたルートが
ひとつあるので、それを進む。
ここでもやはり左へ、左へという意識をもつ。

ある程度登ると、山の斜面を水平に通された道になる。

ここはもう標高3000mを超えているので
息がとても切れやすくなっている。立ちどまり、息を整える回数が増えていく。

11:46、緑が増えて、庭園のようなルートへ入る。
ラカポシ氷河

もここまでくればもう迷うことはない。
道は見通しの良い一本道。
白銀の冠を抱いた山が前方にあり、期待が膨らむ。
ラカポシ氷河

実は、この左手の斜面の向こうにはもう氷河が広がっている。
せっかちさんは道を外れて斜面を登っていけば、
すこし早く氷河をみることができる。

12:23、息を切らしながらやっと尾根へ。
そしてそこに拡がっていたのは・・・・
ラカポシ氷河
大氷河!!

とつぜん現れた壮大な光景に、しばし立ち尽くす。

そのうち自然と笑みがこぼれていく。

「すげえ!」
と、やっと言葉が出る。

夢中で写真を撮って、腰を下ろして眺める。
いつのまにか、息苦しさも忘れている。
これまでの行程で、氷河が一切姿を見せなかったので、
この瞬間はかなりドラマティックだ。
ラカポシトレッキング

そして氷河を左手に、ルートはベースキャンプへと続く。
この道は短いが、しかし氷河を見渡しながら進める最高のルートだ。
ラカポシトレッキング
だがかなりの断崖なので、けっこう怖くもある。
落ちたら氷河に呑まれて、数千年後に凍ったまま発見される、
なんてことにならないように。

12:37、ベースキャンプ到着。
ラカポシトレッキング
ラカポシベースキャンプ

BCには数組のキャンパーがいた。
ここで宿泊もできるみたいだ。

丘の上で、氷河を前にランチ。リンゴ×2、マフィン、もらったクルミ。

とても静かで、ときどき氷河が砕ける音がする。

よく晴れて、雪に覆われた山稜から、ときどき雲が湧き出る。
ラカポシトレッキング

頭を空っぽにする。
ラカポシ氷河
この風景に心をゆだねることにする。

そして1時間半ほど、滞在して下山をはじめる。
ラカポシBC

綺麗な場所から去るときは、いつも淋しい気持ちになる。

この雄大な景色は私がここに来なくてもここにあった。
私がここから去っても、やはり変わらずここにある。
そのことに、無性に心を締め付けられることがある。

そんな時は、こう考えることにする。
自分はここを去るが、私の心の中にもこの光景は残り続けるのだ、と。
また一つ、美しいものを心のなかに蓄えられた。それは素晴らしいことだ。
そう思って、氷河と別れる。

14:30、日が翳ってきた。
下山開始。
ラカポシ氷河

下山は、来た道を戻る。体力的には楽だが、
下りは滑る危険があるのでその点注意が必要だ。

氷河沿いの尾根を使ってみる。
氷河の下流は、かなり尖がりが激しくてこれもまた迫力がある。
ラカポシ氷河

17:15、下山して橋に着く。
17:33、モスクを通過。KKHへ。
17:45、車が拾ってくれて、KKHへ。
18:00、KKHで、運よくカリマバード行のミニバンが客を拾っていたので乗車(90ルピー)。
18:30、カリマバードのホテル着。
トレッキング終了。

総括
行きは、予定のバスが運休と手間取ったが、それでもなんとか日帰りでやれた。

KKHからナミピン村への往復4キロ×2を、どちらもヒッチで
行けたので、それで時間が短縮できたからだろう。
その往復を徒歩だったら、1時間以上余計にかかっていたので
ベースキャンプにいられる時間はかなり短縮されていたと思う。

もしカリマバードから朝6:00発のギルギット行きに乗れたら
6:30頃にナミピン村への入り口に着けるはずだから
そうすれば時間的にはかなり余裕ができると思う。

ラカポシBCへのトレッキングは
とても感動的なものなので、お勧めします。
規模は南米のペリト・モレノ氷河の方が巨大で、迫力もありましたが、
しかしラカポシは、そこにいたるまでの行程で、ドラマチックさが増します。

体力的には、標高も高いのできつい思いもしますが
普通の体力のある人ならこなせます。
女性の方や、登坂ペースが遅い方ならカリマバードからの日帰りではなく
ミナピン村に前泊して、早朝からトレッキングを開始した方がいいと思います。

いずれにせよ、トレッキング自体は日帰りで可能。
ベースキャンプで宿泊もできそうでした。
フンザに行ったときには、ぜひ足を延ばしてみてください。

では今回はこれで。
旅人の役にたちますように。
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