フンザで会った旅人から魅力的な話をきいた。

「ブータンに、ノービザで入れる町がひとつだけありますよ」

ブータン。
世界一幸せな国と謳われている。
しかしバックパッカーにとって敷居が高い国だ。
なぜなら旅行の間、最低限消費しなければならない金額が
国によって設定されているからだ。

それが一日200ドル。
節約旅行者にはかなりの高額である。
だが、個人的にはこの政策はありだと思っている。
大量の欧米旅行者たちによって、
西洋化されていった観光地をたくさんみてきた。
タイやラオスやベトナムなど、東南アジアにもたくさんある。
そうはならないように、観光客をしっかり管理することは
国家としての文化伝統と治安の維持に有効だと思われる。

そんなわけで、一日200USドルもするから
非セレブバックパッカーの私としては
ブータンに関しては、旅先の候補地にあがることなく
たいして調べもしていなかった。
だから、ビザなしで入れる場所があるなんて知らなかった。
そしてそんな町があるなら、ぜひ行ってみたい。
世界一幸福な国、と呼ばれるその幸福のなかで
その幸福のおすそ分けにあやかりたい。

町の名は、プンツォリン(Phuentsholing)

なかなか独特な響きだ。
インドとの国境の町である。

インド側の町はジャイガオン
実にインドらしい、濃い名前である。

ではジャイガオンからプンツォリンへの行き方を説明します。

プンツォリンとジャイガオンのふたつの町の間は、
国境が解放されているらしい。

インド人とブータン人が、手続きなしで行き来している。
地元の人たちが国境間を手続きなしで移動するのは
よくあることだ。
だが、ブータンにもそれがあったとは。
そして、日本人はブータン人とよく似ているから
地元人と同じように行き来できるらしい。

話だけでは、あまりよく想像ができない。
バングラデシュからインドに北上して抜けたあと
立ち寄ってみた。

今回は国境の様子と、入国の仕方をお届けします。

ジャイガオンの町。
街道沿いに商店や宿が並ぶ、ごく普通のインドの地方都市。
ジャイガオン
ちょうど祭りの期間だった。
ジャイガオン


二つの町の間には壁や柵でわけられている。
これが、国境で一番大きなゲート。
ブータン旅
ただしこのゲートは車両専用である。
周囲は国境警備隊が配置されている。

歩行者用のゲートは他にあって、
車両用の門の手前、
国境の柵のところにある。

ごみごみした商店街のその向かいに
小さな交番のような建物がある。
それがブータンへの入り口だ。
ブータン旅

ゲートは100mとるほど離れて二つある。
どちらも一方通行であり
それぞれ、入り口と出口となっている。

ここを突破するには、ブータン人になりきるべきだ。
ゲートをくぐるブータン人の仕草や格好を観察する。

なるほど、ブータン人は確かに日本人とよく似ている。
さっそく髪型をブータン人に似せた。

いざ国境のゲートへ。

焦らず、軽快に。
日常的な足取りで、ゲートへ向かう。

ゲートにはブータン人もインド人も、次々と越境をしている。
それに紛れて、なにくわぬ顔でゲートを通っていく。

建物の中に立番している警備員から
誰何の声はなし。

無事にブータンの地へ立つ。
123カ国目。ブータン。

驚くほどあっさりと通過できた。
とても簡単である。

たくさんの人々が行き来しているから、警備員もいちいち気に留めていないようだった。
ブータン的な髪型でほくそ笑む。
ブータン人的な

国境のゲートは、夜の10時ごろ閉まるらしい。
その間は行き来自由だ。
プンツォリン
これはブータン側からの国境ゲート。
柵の間に、出国と入国の二か所がある。
プンツォリン


とてもイージーで、拍子抜けな越境だったが、
しかし驚くのはこの後だった。
ブータン側の町、プンツォリン。
そこはインドとまるで違っていた。

次回は、プンツォリンの町の様子を書きます。
今回はこれで。
では。
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