上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2016年9月

コルカタからブータンへ向かうルートとして
バングラデシュを通り抜けることに決めた。

テロの事もあるので
あまり長居はしないでおこうと思い、
南から北へと
数日で通り抜けるだけにした。

だが
バスで移動すると、二日くらいであっという間に通り過ぎてしまうので

河川の多いバングラデシュ、

南部の町から
中部にある首都ダッカへの移動方法として
川を遡上することにした(鮭か?)

みなさんは
ロケットスチーマー
を知っていますか。

船の外に車輪のようなものがついていて
この回転で水面を漕いで
水上を進む船のことです。

スクリュー船のほうが推進力に優れ
外輪船はいまではほとんど見ることができなくなった。

観光船としてはレトロな雰囲気が人気で、
ディズニランドやディズニーシーでも乗ることができる。

しかしバングラデシュでは
実際の庶民の足として
80年前の外輪船がいまだ現役で稼働中なのである。

それがロケットスチーマーだ。

外輪船なんて、トム・ソーヤの冒険みたい。
トムソーヤの冒険
この画は
私が人生で唯一完成させたことがある
ジグソーパズルのデザイン。


ミシシッピ川を進む外輪船を追っかけているトムとハック。
ノスタルジックな光景です。
ちなみに、私がこのジグソーパズルを作ったのはもう20年以上前だ。
ああ懐かしい。

さて
トムソーヤの気分を味わいたい。
そんな理由だけで、
バスでクルナからバリサルへと向うわけである。

旅も長くなってくると
目的地を決める理由が、
こんな些細なことになってくることもある。

入念な下調べをする旅もおもしろい。

こうやって気ままに目的地を決めるのも
これもまた楽しい。

つまり
旅は愉しい。
・・・・

バリサルは漁業が盛んな町のようだ。

そしてバングラの国民魚と言われている
「イリシュ」は
この町のものがもっとも美味なのだとか。

美味しい魚料理を、
手軽に食べられる国、日本で育った私たち。

旅に出ると、
どうしてもおいしい魚料理が足りなくて
深刻な魚不足に苦しむのは
旅人あるあるなのです。

バングラデシュのイリシュという魚は
魚の味に肥えた日本人の舌を満足させることができるのだろうか。

バリサルに着いて
ロケットスチーマーの乗船チケットを買いがてら
港に向かいました。
barisal

バルサルはベンガル湾から川を内陸に入ったところにある町。
だから港からは海ではなく、川に面している。

その大きな川に、漁を終えた漁船が寄港していた。
barisal

木造船で、まるで大昔の海賊船みたいな貫禄だ。
barisal

barisal

さて
バングラデシュは、
観光客の少ない国だ。

だから外国人はすぐに注目の的で、
仕事中の忙しい魚市場を呑気に歩いていても
みんなウェルカムに迎えてくれる。
バリサル

バリサル

港には魚が大量に水揚げされていた。

市場は大いに活気づいている。
バリサル


バリサル


ボリシャル
魚はどれも新鮮だ。
目は澄んでいるし
鱗も銀色に光っていた。

エビも大ぶりである。
ボリシャル


ボリシャル


バングラデシュ・ボリシャル

子供も働く。
こういった光景は、昔の日本だと当たり前だったのだろうと思う。
バリサル


そしてバングラデシュで一番だという
「イリシュ」を求めて
市場の食堂を探す。
ボリシャル


食堂はすぐに見つかった。
市場の中に数軒、点在している。
イリッシュは基本、どこの店にも置いてある。


魚はスパイスで煮込んであり、イリシュカレーといったところだ。
バングラデシュ・ボリシャル


このエビの煮込みがあまりにもおいしいそうだったので
目的を忘れて、つい注文してしまった。

ワンプレート100タカ(130円)。
バングラデシュではけっこう高めの料金だ。

このあとイリシュを食すので
ハーフで注文した。

味付けは甘辛く、とてもおいしい。
バングラデシュ・ボリシャル

客の船員たちが好奇の目でこちらを見る。
「うまい!」
と笑顔をみせたら、みんな嬉しそうにしていた。

エビに満足して、別の店へ移動する。


食堂は、店頭に料理の鍋を置いてありわかりやすい。
バングラデシュ・ボリシャル
手前がイリッシュ。奥がバンガッシュとかいう魚。

ライス(10タカ≒13円)を頼み、
いよいよイリシュを食す。

バングラデシュ・ボリシャル
一切れ50タカ(65円)

お味の方は・・・


なにこれ・・・・・?


めちゃくちゃ、おいしい!!


正直、期待以上のおいしさだ!

脂がとてものっていて、身も柔らかい。

日本の、鯖味噌を思い出した。

日本の魚料理に匹敵するなんて
かなり高いレベルである。

私は100カ国以上旅をしてきて、
魚料理は日本が一番だと感じている。

それに近いくらいの美味だから
世界トップレベルのおいしさだということだ。

小骨が多いのが難点といえば難点か。
しかし箸、いやスプーンが進む、進む。

ピュア・ベジのインド料理に飽きていた私にとって、
感動も倍増している。

これは、他の魚もいけるんじゃないか?

その隣にあったバンガッシュなるものも食べてみる。
イリッシュ
一切れ40タカ(52円)

お味の方は・・


なにこれ・・・・・?


イマイチ!


淡白すぎて、スパイスの味に負けている。

やはりイリシュくらいの脂がないと、マサラの中では主張できない。

夢中でイリシュを食べていく私に、
食堂の従業員が
「俺の写真を撮ってくれよ」
と言ってきた。

この手のリクエストは、バングラでは数え切れないほど受ける。

イリシュと私の甘いひと時を邪魔するとは、
無粋な奴だ。

そう思ったが口には出さず、
とにかく、適当に撮ってやった。
イリッシュ


すると

「なんかイマイチだな・・」と判定される。

やばい、適当に撮ったのがバレた・・・

「あのなあ。あんたの顔面がイマイチやけんやろ?」
と、福岡弁的な英語で言い逃れをする。

従業員は首をすくめて笑っていた。

私の経験では
外国人旅行者は、けっこう失礼なことを言っても許容されるのである(←ひどい)


とにかくイリシュがおいしくてたまらない。
もう一皿、おかわりする。

久々においしい魚が食べられて、大満足だ。

ただ、会計のときに店の親父が最初に確認した価格よりも
高めの料金を請求してきた。

バングラデシュではそういう小さな嘘が多い。
もちろん、最初にきいた料金で押し通したが
そういった些細なことが、気疲れの原因となり
残念に思う。

会計はごまかされないよう気をつけよう。
そしてイリシュはうまい。
それはごまかしようがない事実だった。

みなさんもバングラデシュに行った際は、
ぜひイリシュを食べてみてください。

できればバリサルで。
きっと満足すると思います。

では今回はこれで。
にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

コメント

活き活きした写真ですね!
バングラディッシュの人々の人懐っこさが伝わって来ますね〜
友人の息子さんが海外協力隊で3〜4年滞在していました。大きな水害にあってます。
やんちゃな子がすっかり成長して帰国したようです。
30年前、海外医療協力会JOCSの方からバングラディッシュのスライドを見ながらのレポートで川の氾濫がいつもだという事を聞きました。その方達は川を渡って奥深く入った村で、まず女性たちの識字度アップの教育と暮らしを安定させる為の起業などがテーマの支援でした。
その時女性たちが賢く勤勉であるのを感じました。
今、女性たちが活躍してるのをTVで見た事あります。
そんな事がオーバーラップしてイリッシュはトマト味?スパイスでカレーっぽい?どんな味なんだろうて想像つかないでいます。

URL | carmenc ID:-

Re: タイトルなし

バングラデシュは治水状況は
数十年前より改善されているはずですが
それでもまだ整備不足なところが多いようです。
みんな「生きる」ということが第一の目的で
それが人々の活気につながってるんじゃないかなと。
市場のイリッシュは、チリパウダーがベースで
玉ねぎやたぶんターメリックなどを使った
シンプルな煮込み料理でしたよ。
ほんのり辛く、塩味は薄く、玉ねぎの甘みがある
といった感じでしょうか。
書いてたら、また食べたくなります・・・

URL | mm ID:-

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。