旅先で心惹かれた風景

それを写真として残すのは、大きな旅の楽しみのひとつです。

建物や、自然、
そして現地の人々。
心惹かれるものがたくさんあります。

ただ
人を撮るのは、風景を撮るよりずっと難しい。

カメラ的な技術とかだけではなく
外国人の旅行者が
地元の人をカメラで撮らせてもらう
その許可を得ることも、むつかしさの一つです。

いきなりカメラを向け、断りもなしに撮るわけにもいきません。

この承諾のステップが、
とても技術がいることなのです。


現地の人の写真を撮りたい!
だけどうまく撮らせてくれるかなあ・・・・

そう心配している人はご安心あれ!

世界には初心者でも気楽に写真を撮らせてくれる国が
いくつかあります。

その一つが、インド。


インド人は写真が大好き。
撮るのも、撮られるのも好きなのです。

こちらから気軽にカメラを向けても
笑顔で歓迎されます。

そしてこちらがカメラを手にしているのに気が付くと
向こうから「撮ってくれと」声をかけられます。

それがインディアです。

実例として今回は
チェンナイの旧市街や町中を歩いたときに
撮った人々の様子をお届けします。
(画像は2016年10月のもの)

チェンナイの旧市街を中心に、
2時間くらい歩いたでしょうか。

この2時間の間でも、かなりの人が撮れました。

その気になれば100人くらいは撮れると思います。

では
チェンナイ旧市街の人と街の写真です。

チェンナイ旧市街は、ブロードウェイというバスターミナルの
周辺に広がっています。
チェンナイの人々
ブロードウェイバスターミナルは、チェンナイ駅からローカルバスで10分くらい。

旧市街は個人商店や問屋が集まっていて、物と人が忙しく行き交う
活気に溢れた場所です。

路上の物売りや、リキシャ―のベル、車のエンジン音、
黴た古いビル、砂埃、食べ物の臭い、ゴミの臭い、動物の臭い、

無為にたむろする大人、サリーをまとった女性、働く子供の姿。

そんな雑然とした異国情緒を楽しめます。

カメラを肩にかけていれば、そのうち声がかかるはず。

「ハロー。一枚撮ってよ」
旧市街に一歩入ったとたんに、声がかかる。
スナップ写真

そして旧市街へと入っていく。
インド裏路地

タイル屋さんの店頭でチャイを飲んでるおじさんと目が合う。

「あなたを撮ってもいい?」
「ああ、いいよ」

パシャリ。
チェンナイの人々


旧市街を歩く。
「おい、こいつを撮ってやってくれよ」

商店から声がかかる。

カメラを構えると、被写体になれと言われた男は
照れて奥へ引っ込んでしまった。

インド人の中にも、写真が恥ずかしい人はいるみたいだ。
チェンナイの人々


チェンナイの人々

土を踏み固められた道は、ところどころ水たまりがある。

汚れてもいいサンダルか靴を履いていこう。

地元の人は、裸足の人も多い。

洗って拭けばすぐ乾くので、そのほうが合理的かもしれない。
chennai old town


広くない道を、オートリキシャーが乱暴に走っていく。
チェンナイ旧市街


旧市街は問屋街にもなっていた。
地区によって売られているものが変わっておもしろい。

こちらは野菜売り区。
チェンナイ旧市街


チェンナイ旧市街
威勢よくこちらに声をかけてきて、笑っている。


私は一眼レフカメラを持っているので、さらに目立つようだ。
ちょっとした通りがかりにも声をかけられる。

「よう!撮ってくれよ!!」
世界一周インド

パシャリ。

「ありがとよ!」
世界一周写真
陽気な男は、ほんの一瞬で通り過ぎていった。


インドの町は基本的にゴミだらけである。

とくに旧市街は、ほんとうに汚れている。
chennai snap
これが町の雰囲気と、香りに大きく影響する。

動物の姿もたくさんある。
世界一周インド

世界一周インド


子供たちも働いている子が多い。
親の手伝いの仕事の暇をみつけて、友達とふざけあう。
チェンナイ旧市街


インド南部に位置するチェンナイには、キリスト教会も多い。
チェンナイ旧市街


明るい大通りの裏の、陰の細道。
世界一周インド
そういった路地裏でもやはり
シャッターを切りたくなるものがある。

表通りにはこういった軽食屋がたくさんある。

写真を撮る。こちらを見る客。
chennai snap

怒って睨んでいるのではない、ただこういう顔つきなだけだ。

その証拠に、カメラの構えをといたら
「ねえ、俺だけで撮ってくれよ」

とそその兄ちゃんから声をかけてくる。
chennai snap

「へへ。ありがと」
顔つきは強いが普通の兄ちゃんだ。


次に集団で「撮ってくれ」と声がかかる。

写真を撮っているときの表情は硬い。
chennai snap

「撮れたよー」と言うと
みんな顔を和らげる。
この瞬間が、けっこう好きでシャッターを切ったりする。
chennai snap

こっちの顔の方がずっといいのにと思う。

ただ
そういった被写体の柔らかい表情をカメラの前で引き出させる人が
本当に写真上手な人なんだろうと、そう思う。

小腹が空いたので、スタンドで軽食。
もちろん、食事も人も撮り放題だ。
chennai old town


chennai old town

これはカチョーリとかいうもので、
カレーコロッケに似ている。

揚げた衣の天井に穴をあけて、そこから別のソースを注ぎ込む。

周りの客が、いろいろと解説や、食べ方の指導をしてくれる。

中にはマサラのジャガイモが入っている。
一個10ルピー(15円)。
さくさくしてうまい。

「よっし、うまそうな顔を撮るよ」
と、居合わせた他の客にカメラを向ける。


「おい、食ってるときはよせよ」

chennai old town

「だからカメラ向けるなって、えへへへ」
チェンナイ

みんな素朴でいい人間だ。

そして脇道へ。

ところどころに、ヒンドゥーの神が祀られている。
チェンナイ路上


チェンナイ路上


インド路上写真

これは神ではない。
ではなにか。
女装して敵の小学校に潜入するケンシロウだと思われる。
インド路上写真


遊んでいる兄妹がいた。
チェンナイ
「はーい、撮るよー。そこからジャンプしてー」と声をかける。

笑顔でリクエストに応えてくれる。
チェンナイ

近くにいた母親に写真をみせると、喜んでくれた。

裏道を潜り抜けて
少し大きめの通りにでてきた。

この道をまっすぐ行けば、チェンナイ駅に戻るそうだ。


いま、1時間半くらい歩いている。
この日はとても暑くて、歩いているだけでけっこうつらい。
一旦駅に戻って、バスか近郊鉄道で他の場所にいこう。

そう思い、チェンナイ駅の方へと戻る。

「その前に、私とこの男を撮ってゆくがよい」

壁際に座る老婆が、巨大な男の壁画を指して言う。

なんか迫力ある老婆だと、喜んでシャッターを切る。
チェンナイ旧市街

「はい、どいたどいたー!」
と、巨大なトラックが狭い路地にバックで侵入してきた。

この先の路地の、倉庫に荷を搬入するようだ。

トラックのせいで路地は完全に塞がれてしまっている。
通行人は、トラックの搬入が終わるのを待っている。

そんな中でドライバーが私のカメラに目をつけて
「おっ、俺を撮ってくれよ」
と車内からリクエストしてくる。

南インド写真

「いや、写真に撮られてる場合じゃないだろ(撮ったけど)、
人がいっぱい待ってるからはやく仕事済ませなよ」と、私。

「わーかってるって」
南インド写真
ドライバーは笑いながらバックをしていく。

「まったく、困ったやつだ」
どこからか声がする。

声の出所をみると、倉庫の前に立つ逞しい老人がいる。
チェンナイ旧市街

長老?
かなりキメキメのポーズだ。

さて
こんなふうに、旧市街は歩くだけでたくさんのシャッターチャンスがある。

しかしインドでは、歩いているだけで色んなことが起こる。

駅へ向かって歩いていると、
数人の男たちに腕を掴まれた。

そして強引にあるビルに引きずり込まれる。

みんな愉しそうにはしゃいでいるから
危なそうなことはないだろうが、
いったい何事?

と、されるがままに中庭の建物に座らされてると
そこで食事を施された。

インド路上写真

「無料の食事だ!好きなだけ食ってけよ!」

そういわれて、訳がわからないまま、周囲の人と食事をする。

スプーンなどないので、手で食べることになった。
インド路上写真


どうやら何かの団体が、
なんらかの理由で無料の食事を提供しているみたいだ。
(↑つまり最後まで何もわかっていない)

食事は作りたてて
けっこうおいしかった。
思わず満腹になって、手を洗う。

するとスタッフに囲まれて、額に何かの印をつけられた。

確か、お祈りがすむとこれをつける、そんな印だったような気がするが

本当のとろこはわからない。
しかし、外国人が食事をしたことで喜んでいるようで
みなで写真を撮ることになった。
写真人物


このように
インドの旧市街を歩いていると、たくさんの人の写真を撮れる。
そして自分も撮られることもあるのだ。

そんなチェンナイの一日でした。

こんなですから
インドに行けば
どれだけシャイな人も、簡単に人物写真が撮れます。

みなさんもインドへ行って
好きなだけシャッターを切りましょう。

以上チェンナイの人々でした。

今回はこれで。

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ
にほんブログ村では。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)