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インドは広い。

広いから、
インドには様々な人種や文化が混在
あるいは点在している。
だからインドを旅するほど
インドのイメージというものが、一つでは捉えられなくなってくる。

たとえばインドの北部にはチベット文化圏がある。

北部のラダック地方にはチベット仏教の寺院があり
そこは当然、ヒンドゥー的なインドとは雰囲気が違う。

住民はモンゴロイド系の混血が多く、
顔立ちは日本人とよく似ている。


もしインドから戻ってきて
「インド人の顔立ち、俺たち日本人とそっくりやったわー」
なんて言っても、冗談にしか聞こえないかもしれないが。
それも嘘ではないのだ。


ラダック地方から西へ行きパキスタン寄りになると
ムスリム文化圏となっていく。

ここらの住民はどこか
ペルシャ系というか、中東的な顔立ちだ。

今回紹介するカシミール地方にあるカルギルの町もその一つ。

一般的なインド(ヒンドゥー文化圏)のイメージとは
まるで違った雰囲気だった。

そしてこの町も、人々は穏やかで人懐こく
声をかければみんな快く写真を撮らせてくれる。

では、今回はカルギルの町と人々の様子をお届けします。


カルギルは、レーからローカルバスで7時間ほどの町。

スリナガルやジャンムーへの中継地点となる。

山間の、
川べりに拓けた町だ。
kargil


小さな町である。
のんびりとした雰囲気で、治安は良好。
イスラム教徒が多いから
旅人はとても親切にされる。

バスを降りて荷物を整理していると
子供たちが寄ってきた。
学校帰りだそうだ。

子供でもある程度、英語を理解できる。
教育水準は高そうだった。

子供に私の荷物を持たせてみる。
kargil
めっちゃしぶい決め顔(笑)


カルギルの標高は2600メートル。
カルギル


空気は乾燥して澄み、夏でも過ごしやすかった。

カルギル


子供たちがアイスの移動販売に集まっている。
こういう風景は、私の子供の頃と同じだ。

どれを買うか悩む子供。
服装もムスリム的なもので、とてもかわいい。
kargil


タクシースタンドの近くに小さな市場。

肉も野菜も、吊り下げられた生肉に、蜂がたかっていた。
脂の甘みでも吸っているのだろうか。
店主は追い払う気配はなし。
kargil


↓店主↓
肉屋の店主


食堂で手伝いをする子供。
「撮ってー!!」と大声でアピールしてきたので一枚。
kargil


小腹がすいたので、屋台で羊の串焼きを食べる。
ケバブ


特製ヨーグルトソース付き。
海外人物写真

荒く少し臭みのある肉の味と、ソースの程よい酸味がうまい。
世界一周写真人物


ちいさなドライバーを発見。
カシミール地方では幼いうちから
車の運転が許されているようだ。

母親にカメラで撮っていいか聞くと、
笑いながら了承してくれた。
旅先人物写真


中心部から離れて、下町に入っていく。
カルギル


カルギル


旅人物

仕事の合間だろうか
昼寝している男がいたので、こっそり撮ろうとする。

横にいる仲間も、クスクス笑っている。

その気配で気づいたのか、男は起きてしまった。
カルギル

「変なところを撮らんでくれよ」と男も笑う。

セカチョク

町はずれまで来て、川沿いで休憩。

ここの水の色は銀色だ。
パキスタンのフンザ地方とそっくりである。
それもそのはず
この町の西の山を越えたら、もうパキスタンなのだ。
カルギル


カルギルの人たちは、あっちから猛烈に絡んでくるようなことはないが
しかしこちらから話しかけると、とても人懐こい顔をみせてくれる。

これは旅人にとって、とても過ごしやすい、絶妙の距離感なのだ。

子供たちも、写真を撮らせてと頼むと
少し照れて、でも喜んでモデルになってくれる。

カルギル

海外人物写真

これがこの仲良し二人組の
キメポーズらしい。
旅人物写真

・・・ふつうの表情のほうが良いと思うぞ。
カルギル


ノリのいい兄弟。
しかしこの末っ子だけは、固まったままだった。
いったいなにがあった・・・
世界一周人


歩き疲れたので、チャイを飲んで休憩する。

隣にいた若者が落ち着きなくカフェの前の道を眺めている。
なにかあったのか訊いてみる。

「誰か待ってんの?」と私。
「友達にバイクを貸しとってさ、もう戻ってくるはずなんよ」
若者はどうやら初心者の練習に、バイクを貸しているらしい。

「あいつ、まだ運転下手やけんなあ」
若者は爪を噛みながら不安そうにしている。
暫く話をしていると、二人乗りのバイクが戻ってきた。

ドライバーの若者はリーゼント風の髪型だが、
かなりぎこちない運転だ(笑)

バイクの持ち主はジリジリしている。
そしてバイクがカフェに到着すると、若者は用事があったようで
友達からひったくるようにして
バイクに乗って走り去っていった。

バイクから降りた若者二人と、まず握手。そして話をする。
「どう?運転、上達した?」と私。
「うーん。まあまあかなあ」と、運転していた初心者の若者。

「いや、こいつまだまだダメやわ」
と、バイクに同乗していた教官代わりの若者。

「そやろね。こっちに走ってくる運転見てわかったわ」私。
「やろ?」教官。
「まだ少し時間かかるなあ」と、リーゼントの若者は自嘲気味に笑う。

カルギルでは英語が本当によく通じるので、
気軽にコミュニケーションができるのがいい。
そしてみんな、屈託なく話をしてくれる。

世界二周


みんな物腰が落ち着いている。
ヒンドゥー文化圏の、あの喧騒と慌ただしさはない。
インドというよりは、中央アジアの地方都市を旅しているような感じだ。

インドは広く、多様で、だから一つにまとまるのは容易ではない。

非ヒンドゥー的文化圏が地域が
独立や自治を求めている動きはたくさんある。
それに伴うテロなどで血も流れている。

それについて
あるヒンドゥー文化圏のインド人はこう言っていた。

「チベットやムスリム文化圏の地域も
独立といっても本気じゃないんだぜ。
インドは経済が好調で、他文化の連中にも援助金を
たくさんだしてるからな。その金がないと
あいつらやっていけないよ」
と。

しかしカルギルの若者はこうも言っていた。
「俺たちは、スリナガルのムスリムの独立運動を応援してるよ
俺たちだって、インドから独立したいから」
と。

どちらの言い分が現状に即しているのか、
それとも両方ともが実情に即しているのか
立場の数だけ、真実があるのか。
旅行者であり知識も浅い私には判断しがたい。

ただどんな立場の、どんな主張の人であれ
例えばこの町の子供たちの血が流れるようなやり方は
それは間違っている。
月並みだが、そういうことしか言えない。
カルギル


インドのなかのムスリムの町
カシミール地方のカルギル。
旅人には過ごしやすい町でした。

カルギル
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