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前回、
ひたすらノルウェーを北上してきた進路を東へ変え
スウェーデンに入国
するとそのとたんに虹が出るほど晴れた。
R0014368_640.jpg

一夜かぎりのオーロラチャレンジ!
これはもしかしたらオーロラ出るんじゃないか?
と、
そう興奮したのもつかのま
走るにつれて雲がかかってきたり
また晴れたり
どうにも微妙な天気だ。

そしてキールナに近づくころには
もっさりした黒雲が・・・

「いやいや、勝負は夜だ。夜までに晴れてくれれば、オーロラは見れる」

希望を捨てずに午後6時、
キールナのホステル「イエローハウス」に着く。

キールナは世界最大級の鉄鉱山がある。
鉄鋼マンが集まる、マッチョな町である。

「予約は?」とぶっきらぼうなホステルの髭親父が問う
「してません」
「今日は予約でいっぱいだったが・・」
そうなの?

夏が終わったから、部屋は空いてると予想してたが、
予約でいっぱいって、なぜだ。
オーロラ観光のせい?

北欧は宿泊費が高いから、
こういった安いホステルは年中人気があるんだろうか。

「ん?12時にチェックインするはずの客が来てないな。
ちょっと電話してみよう」

親父はそう言うと電話して、話しはじめる
頼む、空いてくれと、私は祈る
この宿を逃すととてもまずい。
普通のホテルは最低でも10000円はするのだ

「おい、今日来るはずの客が、山からここに戻るバスを逃したそうだ
山でもう一泊するってよ。よかったな。これでシングル部屋が空いたぞ」

助かった!

というわけでチェックインだ。
一泊40クローネ、約5200円である。

これでも北欧では安い値段なのである。

満室だったドミトリーなら、25クローネほどで泊まれる。

北欧で宿泊費を安く収めたいなら、予約は必須だな・・

しかし、土壇場でキャンセルがでるなんて
今日はツイてる。
これならば、運よくオーロラも見れるかも?

そしてこれがシングル部屋
P1060980_640.jpg
広い!
キルトのベッドカバー
清潔な床

シングルなのに、なぜかソファーがたくさんあるぞ(笑)
誰を座らせればいいんだろう。

もちろん暖房完備で温かい。
コージーな空間である

共有キッチンも道具がそろってるし
P1060982_640.jpg
共有シャワーも広い。
ランドリーもある。
1回乾燥込みで、200円くらいだ。
コージーなホステルである。

キールナの「イエローハウス」。
お薦めです。

シャワーを浴び、
スーパーで買った食材で
簡単な食事をとる
P1060988_640.jpg

オーロラを見るためには、二つの幸運が必要だ
まずは晴れること、
そしてオーロラが発生すること

オーロラは毎日、発生しているわけじゃない
晴れていても、オーロラが見れない日もたくさんあるのだ
だからオーロラ観察には
晴れていて
なおかつオーロラが発生しているという二つの幸運が必要なのである

オーロラはだいたい
午後8時から午前1時くらいまで発生する
午後6時くらいから
パソコンをいじりつつ
ときどき窓から空を見る

空はくもりだ。
しかしあきらめず待とう

シャワーを浴びた。
食事をする。
空腹が満たされると
疲労がどっとでてきた。

そういや
5日間で3000キロくらい走ってる。

そこで疲れた体を
ちょっとだけベッドに横たえてみた
ああ、とても気持ちがよい

すこしだけ眼をつむってみた
かなりいい感じ

起き上がって窓の外をみる
空はくもったままだ

またベッドに横になり
試しにまた眼をつむってみた
ここは極楽だろうか・・
・・
・・・


いかん!

と飛び起きた時には
22時半

寝てしまった!!(←アホ)

窓の外をみると
しかしやはり雲がかかっている

オーロラ観察リミットの午前1時まで
あと三時間強

このまま部屋でじっとしているのも芸がないので
車で町灯りのないところまで
行ってみることにする

外に出ると
あれ?

ホステルの上は雲かかってるけど
町から離れた向こうの空は
晴れてるみたいだ

いくつか星が見える
そちらの方角は北だ
そしてオーロラは北の空からでる

眠気がふっとんで
一気にテンションが上がる

車に飛び乗って町を出る
が、そう簡単にいかない

この町、迷路のようで、行きどまりが多い!
なかなか町から出れん

ヨーゼフ・Kになったような気持ちになりつつ
何度めかの行き止まりにはまったとき

一瞬、
北の空にうっすらと膜のようなものが

あれは雲か?それとも・・・
ああ焦れったい!

やっとのことで幹線道路に出て、
急いで町を離れる
そして町の光も街灯もない、
道のわきに車をとめて

車内から出て空を仰ぐと・・

IMG_3890_640_20101130015650.jpg

でたーーーーー!!!

空に広がる緑色の光!
オーロラだ!
オーロラだっ!!
すごい!

思わず飛び上がりました
比喩じゃなくて
本当にジャンプしました

それほど興奮したし、嬉しかったのです

オーロラはどんどん成長していく
夜の空をまたぐように、
帯状に広がっていく
ゆらゆらと揺らめいている
IMG_3905_640.jpg

本当にオーロラだ
まさかこの目で見られるとは・・
感動で笑顔になります

オーロラは音もなく成長していく。
空一面をまたいで泳ぐ。
ほんとうにきれいだ

発光する緑の帯が、心に染みこむようだ。
IMG_3906_640.jpg
IMG_3903_640.jpg
オーロラはまるで生き物のようだった。
クジラのような巨大な生物が
空を漂っているような

静かで穏やかで、
だけどその正体はまるでわからない
そんな巨大な生き物が
空に浮かんでいるみたいなのである
IMG_3909_640.jpg

IMG_3907_640.jpg

オーロラが現れていたのは20分ほどだっただろうか
そのうち帯が途切れ、色も薄くなりはじめ

雲もでてきて
そしてオーロラは音もなく消えた

午後2時まで何度か場所を変え
またオーロラに出会える時を待った。
ときどき空の彼方に緑の光を見たけど
それはごくわずかなもので
最初のような巨大なものは、もう現れなかった

そして空は厚い雲に覆われ
私は部屋に戻った

オーロラを見た。
不思議な気持ちになる。

オーロラを見たことのない自分と
オーロラを見たことのある自分で

確実になにかが違っているような
そんな感触がある

どこが違うかはうまく説明できないけど
たしかになにか違う
これはいったいなんだろう。

私のなかの「美」というものの枠が
またひとつ広がったような
そんな感覚がある。

世の中には、こんな美しいものがあったのか
思うほどの
それほどの感動がある

やはり自然は、想像をはるかに超えている。

自然の神秘がまたひとつ、心に刻まれました
これは一生忘れることのない景色になるでしょう

みんな!
オーロラみたぞ!
やったぞ!!!

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