旅先の美術館は、私の楽しみの一つ。

アートをみれば、その国の美意識や
あるいは政治的or思想的経緯がみてとれることもあります。

西ヨーロッパから東欧の旧ソ連圏を南下していきながら
美術館にも立ち寄ってきましたが、
旧ソ連圏の時代の芸術は、統制もあってか
やはり労働や質素さ、堅牢さを前面にだした(出さざるをえなかった)
暗いタッチの者が多かった。

しかし旧ソが解体してからも
その暗く抑えなタッチはあまり変わらない国が多い。
まるで
それがもともとの民族的資質なのかと思いたくなるほど。

そんな中、このアルバニアは違った。
ティラナにあるアルバニア国立美術館でみた絵画は
モティーフこそ、共産党的なものだが
しかしそのタッチは明朗で、
そして明るい精神が画から随所に沸き立っていた。

旧ソ時代に、こんな絵も生まれるんだ
と、私は感心した。

たしかにこのあと、
アルバニアの人たちの陽気さを体験するにつれて、
この絵画のタッチも納得がいった。
あるばにあの人たちの乗りは、ラテンである。

ラテンのカラッとした性質と、
弾けるようなエネルギーが共産主義の統制で抑されると
それが情熱だけではないほどよいバランスをもった絵画を
生み出していたのは、なかなかユニークだ。

アルバニアの絵画を見る機会も少ないでしょうから
今回は多めに載せておきます。

作家のことなどは何一つ知らず、
一枚一枚の解説などできませんので
みなさん各自で評価してみてください。

では
ティラナの国立美術館です。


アルバニア国立美術館
街の中心部にある美術館

アルバニア国立美術館

館内は整備されていて、鑑賞しやすい。
ティラナ美術館


旧ソアート


旧ソアート

旧ソ美術によくみる、力強いタッチというよりは
どちらかというと軽快さがある。
アルバニア国立美術館


アルバニア国立美術館

ティラナ美術館


人物画も、抑えめ菜色彩の中でも
どこかユーモラスであったり
鮮やかさもある。
アルバニア国立美術館


ティラナ美術館


ティラナ美術館


海外美術館

どの絵画も、技術的なレベルは高いと感じた。
National art museum of albania

セカチョク


共産圏らしい「真摯なる労働」的なモティーフは、
意思の強靭さを強調しすぎて、どこか悲壮さをはらんでしまうが、

アルバニアのそれは、彼らの性格からか
労働の明るい側面が自然と表現されて、とても好感が持てる。
ティラナ

旧ソ連絵画


アルバニアの絵画でした。
みなさんはどう感じたでしょうか。
今回はこれで。
では。
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