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今回はバックパッカ一にとって一番身近な旅の道具
バックパックの話です。

(この記事では、怒りのあまり大声をだすことがあります。ご了承下さい)

私が今使っているバックパックは
「ノースフェイスのクレストン、75リットル(North Face Crestone 75)」。

2年間使用して、縫製のほつれが一か所ありましたが
それ以外は不具合なく使えています。
↓旅先でバックパックを修理する↓
まずはレーでバックパック修理

2年間使用できるのは、バックパックとしては普通だと
私はそう思っています。
ノースフェイスバックパック


しかしこの「普通のバックパック」を手にするまで
私はつらい黒歴史を経験しています。

それが
「グレゴリーのパリセード、80リットル(Gregory Palisade 80)」


グレゴリーのパリセードは
私が世界一周目と
二周目の途中まで使用していたものです。

旅の一番大事な道具である
バックパックがらみのひどいトラブル

グレゴリーのバックパックの破損&耐久性の問題と、
グレゴリーの無償修理が受けられたかどうかについて
書いておきます。

その経緯はこう。

まず世界一周目。

出発して二か月弱で、
パリセードの腰のウェストベルトを支えるプラスティック板が折れてしまった。

破損個所を写真で説明。

最初はプラスティック板にひびが入っていたのに気が付いた。
ガムテープで固定したりしたが
そのひびからどんどん、
プラスティック全体が裂きイカみたいに裂けていってしまった。
グレゴリーウェストベルト破損

こうなるともう、ウェストベルトはかなりグラグラの状態だ。

もう、腰をしっかりと固定することができなくなった。

バックパックは、背負うというイメージが強いが
実際は腰にかかる負荷も大きく、
力が適切に分散されるから、大きな重量も担げるようになっている。

そのうち、ウェストベルトのもう片方にもひびが入り
そちらもどんどん裂けていき、二つに割れてしまった。
グレゴリー無償修理

グレゴリーはバックパック界のロールスロイスと称えられる。
その柔らかな背負い心地が、ウェストベルトの破損のために
消滅してしまった。

それだけではない。
腰のホールディングが弱いので
バックパック自体が不安定になる。

そうすると
荷重バランスが崩れる。
すると各所の負荷にひずみが生じてしまう。

それからは肩ストラップがちぎれたり
ボトムの縫製が解けたりと、連鎖反応的に不具合がでてくる。
グレゴリー保障

グレゴリー耐久性

そしてなにより
バランスの崩れたバックパックを背負っていると
体力的にきついのだ。
これが一番の問題点だった。

それでも4万円以上した品なので
簡単には捨てられず、
一年間の世界一周目は、なんとかそのまま乗り切った。


そして帰国。


グレゴリー社は自社の製品に自信があるらしく
無料での修理保証を謳っていることだ。
通常の使用時に限るとするが
しかし荷物をいれて背負っていただけなので
十分に通常だろうと、そう考えていた。

グレゴリーの正規取り扱い店で購入したのも
この無償の修理に惹かれたからでもある。


さっそく購入した正規代理店へいき
修理を依頼する。

すると予想外の言葉が返ってきた。

「わかりました。では、見積もりだしますね」


「見積もり?」

無償修理なら、見積もりなんていらないはずだけど・・・・

「通常の使い方をしていた場合のみ、無料修理対応となりますので」

店員も申し訳なさそうに応える。
しかしこういった質問は、慣れているといった感じでもある。

HPを見ると、こういう条件らしい。


↓グレゴリーHPの無料保証適用外の条件を引用↓
「誤った使用、不注意、事故、摩耗、ご使用時の強い負荷、極端な温度差への露出、溶剤、酸、水、通常の範囲での消耗、不適切な管理方法によるダメージ、長期にわたる使用により自然発生的に起こる生地(コーティング)経年劣化等の場合は、ご利用の回数等に関わらず、保証が適用されませんのでご了承ください

誤った使用?
私は、バックパックに荷物を入れて
それを背中に背負って歩いていた。
それだけだ。
「それは、普通の使用法じゃないということですか?」私は訊いてみる。

「いえ。それは通常の使用法ですね」と店長。

「25~30キロの荷物を入れてましたが、重すぎました?」私。
「いえ、30キロくらいは適用の重量です」店長。

「ウェストベルトのプラスティックだけは、耐久年月が二か月とか?」私。
「そういうわけではありませんが・・・」店長。

「リーバイスみたいに、両側から牛に引っ張らせて耐久性を試したとか、そんなことはしてないんです。
ただ荷物をいれて背負ってただけなのに、それが通常の仕様じゃない?」私。

「・・・とにかく、見積もりをださないと」店長。

店側には私が、どのような使用をしていたか
確かめる方法もないのだ。
そして、私もそれを証明する術はない。

だから話は平行線となる。

そもそもバックパックの使用方法の正異など、
判断しようがないのじゃないだろうか。

しかたないので
見積額をみて考えよう。

それから値段の交渉もできるから、
そう思ってその日は見積もりを待つという事で話を終えた。


そして数週間後。

見積もりが来ました。

「1万4000円となります」

「納得できん!!」

なんだその料金、他のメーカーやったら
新品買えるやろ。

「ちょっと、これはないんじゃないですか?
二か月も保たなかった製品なのに」

私が抗議すると
店員は申し訳なさそうに
こんな提案をしてきた。

「あの、1万4000円を支払っていただけたら
修理ではなく新品をご用意させていただきます。かなり消耗が激しいので」


定価は4万円以上する品だ。
半額以下で新品が手に入るのは、お得には聞こえる。
(そもそも、破損しなければ買い直す必要はないのだが・・・)

しかし
パリセードを新調して
それで世界二周目に出発して
また早い時期に壊れたらどうする・・・?

グレゴリーは高価だが
だからといって、丈夫とは限らないと
いまではそう疑っている。

だから、その提案にのるのは、
賭けみたいなものだった。

「今度は、本当に壊れない?」と私。
「大丈夫です。今度は壊れませんから」と店長。

どうやら、店長はグレゴリーの製品に自信をもっているようだ。
あるいは、商売上のリップサービスなのかもしれないが。
そして、もしかしたら私が通常ではない使い方をしたのだと
そう思っているのかもしれない。

グレゴリーは背負い心地はよいのだ。
バックパック界のロールスロイスと呼ばれているだけはある。
しかし耐久性が不安なのだ。

だが店長ももはっきりと「大丈夫」と言ってくれた。
それに、店長はどうやったら適切な使い方なのかを教えてくれた。

道具の入れ方や、ベルトの締め具合、
バックパックのポジションや、背負う姿勢、バランスの取り方など
詳しく教えてくれた。

それで私は1万4000円払って、新しいパリセードを
購入することにした。


そして世界二周目に出発・・・


結果・・・


出発から二週間で、ウェストベルトのプラスティック板が破損(泣)


「こらーーーーーーー!!!」

まったく同じ箇所やんか!
さらに前回は二か月で、今回は二週間か!!

あれだけ神経使って、「通常の使用」を実践した結果がこれか!

とにかく
このときだけは、本気で腹が立った!

二年はかかると思って出発した海外の長旅で
最初の二週間目でもう破損するとは・・・


ウェストベルトのプラスティック板の割れた個所をみる。
やはり前回と同じ症状。

ピボットシステム(だったかな?)とかいうもので
腰の動きにあわせて稼働するらしいが
そういった快適さを追った細工が、耐久性的な弱さになっているようだ。

前回と同じく
ひびが入った個所から、裂きイカみたいに半分まで裂けてきている。
弱い。
ほんとにイカでできてんじゃない??これ。

ああ
とにかくローするロイスの乗り心地は終了。
これからは軽トラの荷台みたいな乗り心地が始まる。

前回の経験上
これから裂け目は日ごとに拡がり
数日もすればプラスティック板は真っ二つになってしまう。

そうなれば、腰のホールドはなくなり
バックパック全体が不安定に揺れてくる。
まるで駄々をこねる子供を背負ったような感じになる。

そして他の箇所に不自然な負荷がかかり、あちこちが破損し始める。

そしてなにより、不安定なバックパックで
体力が奪われる。

バックパックは旅の相棒のはずなのに
世界二周目もまた、負担を増してくれるとは。

グレゴリー・・・

代理店に文句を言ってやりたかった。

しかし帰国するのは2年後か、それ以上なので
それもできない。

海外のアウトドアショップで修理を依頼しても
グレゴリーのバックパックは、
アメリカ本国に送らないとだめだと言われた。

アメリカまで行くのはまだずっと先だ。
それまでこのバックパックで旅をするのは、辛すぎる。

そこで、ロンドンに着いた時に、ノースフェイスと買い換えてしまった。

パリセードはロンドンに置いてきた。

商品自体を持ち帰らないと、保証も受けられないけど
こんなの持って歩けない。

日本に送るのも、郵送料がかなり高額だ。

それにもし持って戻っても、
それかもし送り返しても、
結局

「通常の使い方ではない・・・」と説明されたうえで

「では、見積もりだしますね」

とか言われるだろう。
そしたら今度は、冷静でいられないかもしれない。
ちゃぶ台をひっくり返して暴れてしまいそうだ。


ノースフェイスのクレセントは二年間
致命的な破損はなく、いまも旅の相棒でいてくれている。
特別な事は何もしていない。
グレゴリーと同じような使い方をして、この結果である。

やはりバックパックは、頑丈じゃないといけない。
カルギル

旅人たちの経験談からすると
モンベルのバックパックも、耐久性は優れているそうだ。
次はモンベルもいいな・・・

しかしグレゴリー・・・・

思うに、ウェストベルトの構造は、素材的に耐久性が弱いんじゃないだろうか。

グレゴリーのパリセードをはじめ
いくつかのバックパックは
背負い心地をよくするために
腰の動きにあわせてプラスティック版が稼働するような仕組みになっている。
グレゴリー破損
プラスティック版はこういったピンのような道具で止めてあり
それを基点に上下に動く。

この構造は、上下の揺れに対してはサスペンションの役目をして
振動を吸収してくれる。
だがベルトの「ねじれ」に対しては、
プラスティック版の柔軟性が対応することになると思う。

そしてこのプラスティック板が、そのねじれに耐えうるだけの
耐久性を持っていなかったということだ。
もしくは、プラスティック板とそれをバックパック本体に
固定する金具の部分の接点に、設計者が思っていた以上の
負荷がかかってしまうからなのかもしれない。


もう一度破損個所をみてみよう。
グレゴリーウェストベルト破損
左右共に、固定された金具の部分からひびが入っていた。

背負い心地を優先して、耐久性まで手が回らなかったのか。
それとも
80リットルのバックパックであっても、
25キロや30キロの荷物をいれて使用することを
視野に入れていなかったのか。

どちらにしろ、簡単に壊れてもらっては本当に困る。


とにかく!
私の前からグレゴリーは去った。

もう二度と、グレゴリーのバックパックは買わない。

そう決意したグレゴリーのバックパック破損事件だった。


今回はこれで。
では。
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