アゼルバイジャンの首都バクーのバスターミナルは大きい。
そして
その大きさを維持できずに
ビル内のところどころが放置され
廃墟のようになっている。

バクーを出発するまで時間があったので
バスTで食事処をさがす。

いくつかのフロアを彷徨い
地下にやっと食堂をみつけた。

うーん、無機質で
旧ソヴィエト的な薫りがむんむんしている・・・・
百麺相

この広い食堂に、客は私一人だ。

メニューをみて、料理に特別な目的がないときは
私は麺類を頼む。

あ、書き遅れました。

麺類を求めて世界二周中
世界百麺相のコーナーです。



今回も麺類を注文。

というか、メニューが読めなかったので
カウンターにいって
「なにかヌードルくれ」
と注文しました。

カウンターのおばちゃんは、神妙な顔をして頷いていた。
はたして伝わっているのかどうか。
ヌードルって単語、理解してくれたかな?

広い地下店内に独り料理を待つ。

なにが運ばれてくるかわからない、
このドキドキ感。
日本では味わえない、旅先ならではの感覚である。

いや、独りではなかった。
視線を落とせば
店内には人ならぬ影
バクーレストラン

猫さん

ここは食堂である。
飼い猫のようでもない。
飲食店に野良猫が紛れている。

しかし咎める人はいない。

外国のでは普通のことなので気にもならない。
これくらいのゆるさはあってもいいと思う。

だけどこれも日本だと考えられないことなんだろう。
日本に帰ったら、日常のルールが多くて
窮屈な気持ちにならないか不安である。

カウンターから呼ばれて、取りに行った。

世界一周猫

取ってきた。
バクーバスターミナル


その45麺相:アゼルバイジャン首都バクー・バスTの羊麺


どうやら、羊の肉の麺類みたいだ。
世界の麺類


アゼルバイジャンはムスリムの国なので
豚肉はだされない。
鶏肉か羊肉が主流だ。

日本ではなじみがない羊肉だが
ムスリム圏では日常的な食材だ。

だから、羊料理は信頼してよい。

もちろん、羊肉はおいしかった。
パプリカと玉ねぎ、トマト、スパイスで煮込んである。
肉も柔らかい。

羊肉を敬遠する人は、その理由に肉の臭みを挙げる。
だから、札幌のジンギスカン屋で食べる羊肉を
「臭みがなくておいしい」が褒められることがある。

だが
世界のいろんな国で羊肉を食べてみて
上手に調理された羊肉はどちらかというと
「その臭みを上手に風味として残している」
といったものだった。

羊肉の臭みは、羊特有の風味だ。
それに見合った味付けをするわけである。

もちろん、
嫌味は臭みはとりのぞいてある。

その上で、羊肉特有の風味を愉しむそんな調理法にしてある。

そして、そんな羊肉の臭みや風味は、食べつけると
けっこう病みつきなるものなのだ。

ここバクーで食べる羊肉の煮込みも、おいしかった。
帰国してから、羊成分不足になりそうで心配である。

さてパスタの方だが
まあ、なんといおうか
いつも通り、といおうか
やはりコシもつやも風味もない
「腹いっぱいになればいいんでしょ?」
的な、添え物パスタだった。

メインの肉料理のスキルは高いんだから
主食の方にももう少し気を使ってほしい。

麺類を求める旅人の、切なる願いである。

羊肉を愉しんでいると
満を持して、といった感じで猫が寄ってきた。

「一口くれるかな~」
麺類食べ歩き
期待のまなざしでこちらを見上げる。

「くれないのかな~」
海外猫


この食堂にはいま
猫と私の一対一。

おねだりタイマン状態。

「くれる?」
旅猫


可愛さに負けた。
羊肉をひとつわけてやるしかなった。

猫と食事をシェアして、その46麺相を完食。

具はうまいんだ。
もうすこし麺類にも気を使ってほしい。
そう切に願う麺旅人でした。

今回はこれで。
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