あけましておめでとうございます。

新年の初更新として、
賑やかな記事を載せようと思います。


世界一周目のときの
タンザニアのアリューシャであった些細なトラブルについて。

アリューシャは、キリマンジャロの近くにある町。

街を歩くだけで何かが起こる
それがアフリカの旅です。

アリューシャの町でも、色々なことが起こった。
↓その様子はこちら↓
アリューシャでマサイ族とからむと笑い話になる

上記の話はこれは笑い話ですんだが、
次に書くことは、もっと面倒なことになってしまった。

今回はタンザニアで警察署に連行された話です。

マサイ族とからんだあと
食堂を出てシティセントラルの方へ歩く。

政府の建物や博物館などがある地区だ。
道がしだいにマシになっていく。

砂埃も少なめになる。
P1100422_800_20110302225334.jpg
洗いたてのシャツを着た人たちをちらほら見る。

町なかの公園で、結婚式をやっている。それを祝う楽団が、
トラックに乗り賑やかな音楽を町に鳴らしている。

ここなら一眼レフをとりだしても大丈夫だろう。

そして周囲の景色を撮っていたら、ふいに呼びとめられた。

「おい、何撮ってるんだ。こっちにこい」
ずいぶん高圧的な物言いだ。

「そっちが来なよ」とせいぜい落ち着いてみせて、私が呼びかえす。

すると男が寄ってくる。
「おまえ、何撮ってた」
「景色」
「ここは警察署だ。お前、警察署撮ってたのか。ちょっと見せろ」
「そのまえに、身分証見せてよ」

警察と偽って、ゆすりを行う犯罪は多いのでそう訊いてみる。

「今は持ってない。署内にある」
「じゃあ署内にいこう」
と私が言ってみると、ついてこいと言う。

見ると、すぐそこに確かに警察署があり、そこに向かっている。

「これ、どうやら本物だな・・」

そう思って、ちょっと面倒なことになるかなと心配した(保安関係の施設は、撮影禁止の国が多い)

警察所の敷地内に入ったとたん、一気に10人ほどに囲まれた。
制服を着た警官もいる、野次馬もいる。

画像を見せろというから見せた。確かめると、はっきりと写ってました、警察署が。

「どういうつもりだ」と、警察官の興奮しだした。

そして一眼レフを鷲掴みだ。

「偶然だよ。すぐに消すから。ほら」
と、カメラを操作しようとするも、

「触れるな!こっちに来い!」
と、十人ほどがみんなで私を羽交い絞めにして。
カメラも没収しようとする。

カメラは取られたら、そのまま返されない可能性もあるかもしれないから、放さない。
「待てよ。今すぐ消すから」
「抵抗するな。来い!」

と、さらに四方から腕が伸びてきて、私を拘束する。

こうなると、どんな屈強な人間でも身動きできない。
もがいても、びくともせず
こちらが抵抗すると周囲の野次馬は興奮していく。

こうやってヒートアップしていって、予期せぬ事態になるのだと
群衆の恐怖というものを感じとる。
そして恐怖というのものは、
氷の水のように冷たいものだと知る。

そのまま手荒く署内へ連行される。

それから署内で根掘り葉掘り、国籍や職業や旅の日程、目的などを訊かれる。
すべて高圧的、威圧的である。

「かつ丼だしてくれないの?」なんて言える雰囲気ではない。

だが途中から、これは賄賂しだいなのか?
そういう可能性を探る。
もしかしたらそうなのかもしれない。

写真を撮っただけで、スパイ容疑で逮捕。
なんて乱暴なことは、この国ではまかり通る?

それもまたあり得るかもしれない。

そういった不透明な状況の中にあって
これは賄賂次第かもしれないと
途中からそんな雰囲気を感じとる。

なぜなら、相手の追求がおざなりになってきたからだ。
厳格な態度を装っているが
調書も記録も作らない。

尋問質の警察もしばらくすると手持ち無沙汰になってきて

こちらからの、何らかの提案を待っているかのような感じだ。

それだったら、もうすこし面倒なことにしてやろうと
「写真は消した。ただの旅行者だ。大使館に連絡してくれ」
と、ひたすら同じ主張を繰り返してみる。

するとカメラ内のすべての画像を見せ、
署の画像を消したのを念を押されて
30分後に解放された。


ただ
私は運が良かったと思う。
たとえば、取り調べ中に薬物などをこっそり洋服に隠されて、
それを見つけられて
「見逃してもらいたければ1000ドル」
とかゆすられる可能性だってあるのだ。

なにが起きるかわからない。
だから隙を見せてはけなかったのだ。

今回はうっかり警察署がカメラのファインダーの中にはいっていた。
その「うっかり」を減らすことが、旅の安全上で重要である。

そういうことを少しづつ勉強する、
世界一周旅行なのでした。

今回はこれで。
今年もよろしくお願いします。

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