広西チワン族自治区にある
陽朔という町は、バックパッカーたちが集まる町らしい。

そう聞いてきて、今回の桂林の旅では陽朔を訪れるのを
楽しみにしていた。

陽朔がバックパッカーが集まるようになった経緯はこう。
桂林の観光の目玉は漓江下りだ。
漓江下りとは、川の両岸ににょきにょきとお椀型の山が連なっている
水墨画の風景そのものである。

川下りの基点は桂林だったが
桂林自体は大都市で、風情はない。
一方、川下りの下流の基点である
陽朔は、規模は小さく、町中にはあの特徴的な山が
点在していた。
バックパッカーは、大都市よりもそういった
こじんまりしていて、平穏で牧歌的で、しかし個性的で特徴がある
そんな町を好む傾向がある。
そういった場所で数日、あるいは好きなだけ、のんびりと過ごすのだ。

私もそういった町に滞在するのは好きだ。
↓たとえばタイのパーイとか↓
パーイのバンガロー生活1
パーイでバンガロー生活2旅人の暇つぶし

↓インドのハンピとか↓
ハンピの対岸をスクーターでいく。

そういう町では、バックパッカー向けのサービス
たとえばドミトリーの宿とか、wifiとか、カフェとか英語メニューとか
そういったものが用意されて、快適に過ごせる。
そして世界中からバックパッカーが集まってきて
個性的な彼らを眺めたり話したりするのはとても楽しい。

気に入ったら、何泊かしようと思って、
桂林市を一泊で切り上げて陽朔へ移動した。


桂林のバスタ―ミナルからでたバスは
陽朔の北バスターミナルに到着する。

北バスターミナルから町の中心部へは
緑の路線バスの5番で10分くらい。1元という安さ。

陽朔の町もやはり雨。
冷たい雨のなか、中心街に近づくと夜のなかに
ド派手な電飾が光っていた。
バックパッカー世界一周

なんだ、あのけばけばしさは。
近所迷惑じゃないか。
同じバックパッカーの町でも、バンコクのカオサンとか
そっちの方に近いんだろうか。
「もしかして、思ってたのと違うのかもしれん」
旅先に派手なノリとか夜遊びを求めない私は、
そんないやな予感があった。


そしてホステルにチェックインして、荷物をおいて
夕食をとりに町へでる。
陽朔旅行

ホステルから、町のメインストリートの西街はすぐそばだ。
陽朔ショッピングモール

西街を歩く。
昔は知らないが、どうやら陽朔の町はいまでは
バックパッカー向けというよりは
欧米のツーリストと、中国人向けの観光都市として
ガンガン開発されてきているようだ。
陽朔西街


陽朔観光

中国人向けの派手でばけばしい電飾空間。
そして欧米式サービス、施設空間を提供する、
そんな雰囲気だ。
陽朔西街

派手なネオンサイン
町に流れるダンスミュージック
陽朔の町中には、桂林を象徴するあの奇山が点在するが
幽玄なその姿に、町の雰囲気はそぐわない。

バックパッカー世界一周

セカチョク

陽朔



さらに西街の隣に新しく大きなショッピングセンターができていた。
益田西街という名前のようだ。
バックパッカー世界一周

なんか残念だった。
きっともとは、奇山が町中にあってそれと共存していた
雰囲気の良い田舎町だったのだと思う。
でも今は違う。
どこにでもある観光地の風景。平凡な場所になってしまっている。

私はこういった、観光地化された場所があまり好きじゃない。
いつも愛想笑いを投げかけられているようで
町の実態がつかめない気がする。

もっと素の表情を見たい。
たとえばこんなもの。
世界のカスタムバイク
歩道のど真ん中に停めてあった
雨仕様にカスタマイズされたバイク。
前見えるんかいな。
こんなへんてこなものに、どんどん出会いたい。

ショッピングモールは日本ならどこにでもある。
わざわざ外国まで来て、立ち寄りたいとは思わん。
陽朔ショッピングモール

ちなみに今回の桂林旅行では
桂林市、陽朔、興坪に行ったが
そのなかでは興坪村が一番のどかで雰囲気がよかった。

陽朔のこの開発具合
中国国内での旅行市場が、成熟してきたということなのだろう。
バックパッカー世界一周
西街の入り口、大きなケンタッキーの看板。

そして欧米のツアー旅行者向けの面もあると思う。
欧米のツアー旅行者は(あるいは日本のツアー客も)
旅先でも自国と同じような設備・サービスを求める傾向にある。
そのほうが旅先でのストレスは少なくてすむので。

ただストレスはなくなっても、刺激もなくなってしまうと思う。
せっかく外国に行って、それはもったいない。

とにかく私には、
陽朔は派手だが、とても退屈な町にしか映らなかった。
バックパッカーが集まる町という事で期待してたけど
がっかりしてしもうた。

でもそういうこともある。
そういうときは、市場へ行きましょう。
市場なら現地民の暮らしが垣間見えるはず。

市場は西街を出て、大通り沿いを少し東に歩くとある。
市場なら屋内だし、雨も関係ない。

けっこう広い市場だ。
陳列台がずらっと並び
そこに野菜や香辛料、果物、肉などが乗る。
海外市場


中国市場

市場は、写真的にも映えるなあ。
バックパッカー市場


野菜でかい


陽朔市場


海外市場
割れたのも平気で売っとる。

干し柿
干し柿
目が回る~


うおっ、野菜が巨大。
広西省チワン族自治区
なんでこんなに大きく育つんだろう。


中国野味


店のおばちゃん達が集まって何かしている。
市場で
火を焚いて、暖をとっとるのだろうか。
たしかに今日は寒い。
1月の陽朔は、10度を下回っとる。

近寄って、何をしているか訊いてみる(身振りでね)。
どうやら、暖をとりがてら、なんかつまみを焼いとるようだ。

ちなみに英語は通じない。
だけど身振りだけで、意外と通じるものだ。

「一個食べていけ」(←たぶんそう言っとる)
と、おばちゃんが焼いているものを差し出してくれた。
市場のおばちゃん

楊枝の先に垂れ下がったもの。
たぶん唐辛子だ。
すげえ辛そうやが・・・

私は辛いのはけっこう大丈夫だ。
外国旅行で鍛えられた。
でも外国の辛さはときに、想像を超えてくることがある。

それで、おそるおそる食べてみる。

あれ、辛くない。
すこしピリッとしたピーマンみたいな感じだ。

これはあれだ、
ブータンで食べた唐辛子と、同じような感じだ。
↓参照↓
ブータンのレストラン、唐辛子は野菜だ!

「うまい!」と示すと、喜んでくれて、お代わりをくれた。
「一回受けたら、最低三個は食べなきゃだめなのだ!」(たぶんそう言ってた)
と、次々と勧めてくれる。
市場の集まり

野次馬も集まってきて、みんな愉しそうに笑っていた。

そのあとも焼きたての唐辛子をいただいて
火に暖まらせてもらい、、
お礼を言ってその場を去る。


さて市場には野菜だけじゃない
たくさんの動物も売られている。
ドナドナ

強烈な悲鳴がした。

自分の運命を悟ったらしく
山羊が暴れて、逃げようとしたようだ。

荷台から落ちるたびに山羊を、男が元に戻して連れてく。
市場の風景

市場の肉

ここで売られているものは、すべて食用だ。

肉は、生きたままで連れてきて
ここで解体されたり
もしくは生きたまま売られていく。


兎肉



鴨肉



中国猫肉

どんな動物を食べるのがありで、
どんな動物を食べるのはなしか。
それは環境によって異ってくる。

自分が育った環境の価値観をもって
他の価値観をあたまから否定することは
乱暴な気がする。

外国の市場に来ると
どんな食肉も、
もとは生きている動物のものだと。
そんな当り前の事実を、
目の当たりにすることができる。

日ごろ自分が何を食べているのか
市場は
それを改めて知るよい場所だと思う。

それに、観光客相手の商売人じゃない
地元の人と話もできる。
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てみましょう。
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