漓江下りのハイライト地区にある
興坪村。
その近郊に漁村という小さな古い村がある。

山がちな地形なので、
漁村を訪ねるには、漓江から筏ボートに乗るのが一般的だ。

しかし、トレッキングでも行けそうな距離だったので
ホステルのスタッフに訪ねてみたら
中国人がトレッキングで訪れたネット記事をスマホで紹介してくれた。
(ちなみに、宿はHi grey hostelです。よい宿でした)

けっこうな山道で、しかも中国語だったので要領がつかめず
一応画像でメモだけしておいた。

翌日、そのスタッフ(と思っていたが、実はスタッフの友達だった)
驚いたことに中国語のサイトを
英訳してくれて、持ってきてくれた!

あまり英語が得意じゃないような若い女性だったから
かなり時間がかかったはずだろう。
そのホスピタリティにとても感動しました。

そんな漢気(若い女性でしたが)をみせられて
漁村へトレッキングせずにはいられない。

広州へ戻る列車は午後の7時、それまでに漓江下りなどをすませ
漁村へのトレッキングへ発つ。
かなりハードスケジュールだが、もらった冒険の書は無駄にはできない。
漁村トレッキング冒険の書

ということで
興坪から漁村へ、山道をトレッキングしてみたので
今回はその話です。

結論から言うと
冒険の書のルートは途中から誤っていて
そこからは手探り状態の山歩きとなり
無念のタイムアップ。
漁村にはたどり着けませんでした。

しかし正確なルートを発見するところまではこぎつけたので
それを記しておきます。
誰か私の続きを歩いて、漁村まで歩ききってください。
その際はぜひご一報を!
(情報は2017年1月のものです)

まずは正しい冒険の書、ルートの概要を。

①興坪村の郵便局の左にある細い道を入る。

②民家とミカン畑のなかを15分ほど直進。

③取水場の先に山への入り口がある。電柱の黄色い矢印が目印。

④山道に入ってから、二股の分かれ道が4か所ある。
順番に、右、左、右、右、と選択する。

⑤あとは、細い道の一本道となる。

所要時間は、片道1時間半~2時間ほどとのこと。

では実際の様子を。
出発


まずは興坪の郵便局へ。
中国郵便局

そこの左にある細い道を入る。
村をでる

5分ほどで、右に入る小道があるが無視、大きい方の道を行く。
石垣の、こういった道に入る。
ミカン畑

目の前に特徴的な山が連なる。
村の雰囲気もよく、歩くのがとても楽しい道だ。
外国の村


村の風景

子供が話しかけてきたから
笑顔を見せたら、逃げていった。
その子のおばあさんと少し話す。
お互いの国の言葉でのやりとりだが、なぜか通じている。

それでまた子供が近寄ってきた。
ニコニコしている。いい笑顔だ
お祖母ちゃんに承諾をもらい
子供の顔を一枚撮ろうとしたら、いきなり真顔になってしまう。
どうした、
さっきまであれほど元気だったのに。
世界一周子供

おばあさんもいい顔をしていたが、
ここら辺の大人たち同様とてもシャイで、
写真をとることはできなかった。

さらに村の中へ歩いていくと
取水場がある。
取水場
ここまで、郵便局から10分ほどだ。

そのすぐ先にある、電信柱からトレッキングコースがスタートする。
漁村歩いて

電柱に黄色いペンキで漁村と書いてある。
矢印
この字具合、ホラー映画なら
絶対に選んではいけない道しるべである。

この黄色い矢印がこの先もときどきでてきて
ときには助けてくれ、ときには惑わしてくれたりする。


ちなみにここから先は
通行人などはまずいないので、
迷っても聞けない危険性はありますのでご用心を。

トレッキングコースに入るなり、この急坂だ。
「へい!これぞ山の道だぜ!」という斜角。
山道へ


漁村トレッキング

かなりの急勾配を上がっていくと
最初の分かれ道にでる。
これは右。
興坪漁村山道

ぐいぐいあがってく。
前方や背後には、絶景を生み出すあの奇妙な山々がある。
興坪漁村


歩くにつれ周囲の山たちが横に移動したり、下がったりする。
にゅっとつきでたあの容姿で、
だから巨大な生き物に囲まれているような気持ちになる。
その生き物の腹の中を歩いていくような、妙な快感。

このコース、楽しいです。
奇妙な風景


2番目の二股は左へ。
分かれ道

ちなみに、最初は冒険の書のとおり
ここを右へ行った。
すると急斜面がさらにきつくなり
最後は崖のようになってしまった。
海外トレッキング
「さすがにこれは違うやろ・・」
と判断して戻ったが
ここからは手探り状態になり、
何度も行き止まりに出くわし、その度に
またかよ!」と山へ叫ぶことになる。
その度に
またかよまたかよまたかよ!」
と私の声がむなしく周囲の山にこだまする。

話を戻して、
とにかく2番目は左。

つらつらと坂をあがっていく。

疲れたら、立ちどまって背後を見ましょう。
山に囲まれた村が見えます。
なんか世界の果てにでも歩いて行ってる気分。
漁村への行き方

ときどき木こりの斧の音がするだけ。
他は、鳥と自分の足音と息遣いだけ。
騒がしい中国の中で、久しぶりに一人になれた気分がする。

イアン・マキューアンが「アムステルダム」の中で主人公の作曲家が
自然の中をトレッキングする理由として

日常で「縮み」の状態に入った自分の、
大きさを取り戻すため
としていたが

確かにいまそんな感じがする。
一人で山を歩いていて、大きく、手足を伸ばせている気持ちよさがある。

一つ目の山間を越えて谷へ。
桂林トレッキング

3番目の二股はここにある。
これは右へ
分かれ道

そこからまた坂を上っていく。
新しく現れる景色も、またあの独特な奇峰だ。
山水画の中へとどんどん進んでいくようだ。
息は上がるが、意気も上がる。テンションもあがる。
奇景


そして坂を昇りきると、左手に一本の杉の木がある。
一本杉


その杉の木の向かいに
黄色い矢印が書かれた岩がある。
山道矢印
これが最後の分かれ道
これを右。


ここに少し踏み込んだが、タイムアップ。
細道

ただし、ここから先は一本道で漁村まで続いているらしい。
正しい道がわかっただけに、時間切れなのがとても悔しい。
うーん、心残りだ。
誰かにこの続きを歩いて、漁村までのトレッキングコースをフィニッシュしてほしい。

もし行った人がいたら、ぜひ報せてください。
とても気になる!ので。

ちなみに、なぜこの先が漁村だとわかったかというと
矢印の小道に半信半疑だった私は
ひとまずその先を歩いていった。
海外絶景

するとまた行き止まりだったりして、
そんなときに偶然仕事を終えた木こりの青年たちに出会った。
彼らが、漁村はあの黄色の矢印の先だと教えてくれたのだった。
親切な人
バイクで颯爽と去ってゆく木こり。

そして私は、広州行きの列車に乗るために
漁村への道半ばに、泣く泣く下山となった。

村に戻ると、子犬がいた。
元気に吠えている。
「くよくよすんな!景色きれいやったやろ!」
と私に吠えながらじゃれついてくる。
外国の子犬

たしかに、あの山の風景は独特で、そして観光客もゼロ
静かでとてもよいトレッキングルートでした。
興坪村に滞在する人は
漓江を船でくだる
漓江を遊歩道を歩く
というアクティビティがあるわけですが
もし漓江を船で楽しんで半日くらい時間がある人は
遊歩道よりも、漁村へのトレッキングをお勧めします。

漓江で見たあの山の風景のなかを歩くのは
川から見るのとはまた違う感動があります。

というわけで、興坪から漁村までの山道のトレッキングルートはわかりましたが
最後まで行けずに終わりました。

誰か、この冒険の書をもとに
この続きを歩いて、無事に漁村へ辿りついたら
私に自慢のコメントください。

「いいなあー!」
と返事をしますので。

では今回はこれで。
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