興坪村から漓江の風景を楽しむにはいくつか方法があります。
↓詳細はこちら↓
興坪村から漓江を愉しむ四つの方法。


今回は興坪村の船着き場から乗った
漁村方面へ観光船の様子を紹介します。

見た目は平凡な観光船ですが、そこは中国
やっぱり色々突っ込みどころが多い船旅となりました。

チケットは村にある船着き場で購入。
漓江下りチケット売り

看板によれば
興坪村から

僧尼相会→美女照鏡→興坪佳境→五指山→漁村

と南下して戻ってきて、所要は90分とのこと。
料金は68元。
興坪漁村


漓江のぼり

チケットは席番号あり。
漓江遊覧船チケット
便数はそこそこたくさんありそうだった。


私は古い町並みが残る漁村に滞在してみたかったので
「漁村までの片道参加でもいい?」
とチケット売りのお姉さんに尋ねてみた。しかし、
「漁村の村には停泊しないのよ。船が大きくてつけられないの。
漁村あたりで、引き返してくるのよ」
ということだった。

※漁村へはそのあとトレッキングで挑戦してみた。

船着き場へ。
興坪船着き場

乗船して船内へ。
海外遊覧船
テーブルの鉄のプレートはゴミ入れです。
なんでも床に捨てていた昔に比べて、
美観的に少しづつ改善されているようです。


船内は中国人観光客でほぼ満席。
チケットで席番は決まっていた。
そしてみんな、番号通りに座っている。
こういったところも、少しづつ無法状態だった中国から
改善されつつあるのかもしれない。

ただ
私は通路側の席だったので
船窓の風景がぜんぜんみ見えない。
漓江中国人観光客

これはいかん
船首や船尾、あるいは通路にでようとしたが
スタッフに、「ノン、ノン」と船内へ押し戻された。
どうやら解説を始めるから、それを聴け、
ということらしい。
漓江観光船

ガイドがいろいろ力説しているが、
「どんな解説されても、一言もわからんけん、外に出たい」
と思い、それをスタッフに熱弁したが、要求は却下された。
そもそも、英語もあまり理解してないようだ。

このままではせっかくの漓江下りなのに
中国人観光客の後頭部と自撮り棒を見て終わることになる。
それはいかん。

なんとか抜け出す方法はないもんかと模索をはじめる。
学生時代に授業をエスケープしようとしていた頃を思い出した。

様子を伺っていると15分くらいして初めの名所に着いたらしく
船首のスペースで、撮影タイムとなった。

しかしみんな船首のデッキへ殺到して、
なかなか外へ出れない。
漓江おすすめ


船首デッキでは、ヘッドセットをつけたカメラマンが
乗客にポーズをとってもらい記念撮影をしている。
「ひゅー!いいねー!その調子!」
カメラマンはテンション高く、乗客を乗せて
シャッターを切っていく。
一日に何度も、船に乗って客を撮り
それを毎日しているのにこのテンション。
(とらせるポーズはダサいが)
プロだと感心した。仕事熱心で、素晴らしい。
カメラマン

カメラマンと乗客の賑わいに紛れて
このまま外に居座り続けようと、
私は船体にある通路をとおって
船尾へとしけこむことにした。

しかしその足が止まった。

ん?川面をなんかがやってくる。
漓江鵜飼い現る


小さな筏に、乗って滑ってくるそれは
漓江鵜飼い


鵜飼いだ。

・・・いや、
はたして鵜飼いなのだろうか?
だっておばちゃんが天秤棒に、
鵜を載せとるだけやし。

おばちゃん、かぼそい筏を観光船に横づけした。
そして
「よっこらせ」
ってな感じで天秤棒を担いで、船に乗り込んでくる。
桂林鵜飼い

そして、名所をバックに写真をとっている乗客たちの肩に
有無を言わさずに、鵜が乗った天秤棒をのせていく。

その強引さは、押し売りの域を超えいる。

鵜はけっこう大きい。そしてバランスをとるために
羽ばたいたりする。
載せられた方は、おっかなびっくりだ。
鵜飼い


でもみんなすごく楽しそうだ。

人を幸せにする商売なら、
だから少し強引でもいいんやろか。
おばちゃんはニコリともしないのが気になるが・・・

一通りそのやりとりを眺めたあと
船尾まで移動する。
漓江遊覧船

そしてそこでやっと
ゆっくり景色を眺めることが・・・

できると思ったが甘かった

目の前にぶら下がる物体

なにこれ?
吊るしベーコン
ベーコン
脂てらてら、おいしそう。

後部には、乗客にだすつまみを作るキッチンがあった。
漓江遊覧船キッチン


これぞまさしく、オープンキッチン。

なのだが、その響きにみあうお洒落さはない

割烹着を着たおばちゃんがせっせと調理中で
なんかもう、家の台所をそのまま持ってきたような
そんな所帯じみた空気を漓江にふりまいている。
オープンすぎるキッチン


しかも、コンロの上の中華鍋には
油がなみなみに張ってある。
船上キッチン
これが本当に怖い
船が揺れたりして油がこぼれたら、
船があっという間に火だるまになりそうだ。


危機管理対策なんてまったく存在しない
さっきは中国の無法状態も少しは改善されたと思ったが
こういうところは相変わらずである。

もしかしたら船内のガイドは
「船体が萌えたときは、すぐ漓江に飛び込んでくださいね💛
と、中国語でそんな説明をしていたのかもしれない。

なんか、はげしく不安な気分になってきたが、
解決策として
気にしないようにするしかない、という決意をする。

そんなデンジャラス・オープンキッチンで調理するおばちゃんが
私に、何を注文するのかしきりに聞いてくる。

価格を訪ねると
ビールと揚げ物で40元と、市価の4倍だったので断った。
私が何も注文する気がないとわかると
「ケ――ッ!だったら消えな!」
と、船内へ戻るように指図してくる。

「いや、中に戻ったらなんも見えんけん、ここにおるわ」
と、言い返して居座ることにした。

このあと、ときどき、注文をしに乗客がやってきて
あばちゃんは大忙しで
そのうちこっちには構わなくなった。

船のエンジンが唸る。
どうやら川下り再開のようだ。

しっかり稼いだのか
鵜飼いのおばちゃんが船体を離れ
また川面を滑っていく。
漓江鵜飼い現る
さようならおばちゃん。


川下りを再開した船内では、解説が続いている。
もし解説が日本語でも、私はたぶん船内でじっとしていられないと思う。
やっぱり自分は、こういったツアー的なものには
まったく向いとらんなと、改めて実感する。

一方
ようやく見えれた漓江の景色だが
期待していたとおり、とてもよかった。

川を進むにしたがって、両岸から現れてくる山々。
その一つ一つが特徴的で、その連なりは柔和で
気が付けば意識は、景色の中に溶け込んでいく。

漓江風景


興坪川下り


_MG_4589_800_20170209172354eab.jpg

桂林岩山


その後も何度か撮影タイムがある。
あの鵜飼いタイムは、その後はなかったので
もし鵜を担いで写真をとりたくてたまらない人は、
出会ったら機を逃さずに頼まないと
担ぎそこないますよ。


すれ違う船の乗客は二階に上っていた。
そっちのほうが断然眺めも良いはずだ。
広西チワン族自治区

そして私が乗っているこの船にも二階部はあるのだ。
「頼む!あそこへ行かせてくれい!」
とスタッフを捕まえて二階部を指して叫んだが
「あとでな、あとで」みたいな感じでいなされた。


本当にその「後で」はあるんやろうか
適当に答えて、誤魔化されただけやなかろうか
大人を疑う少年の気持ちを思い出す。

しかし、ちゃんと「二階タイム」はありました。
どうやらひとしきり解説が終わったらしく
乗客がみんな船外から階段をのぼっていきます。

しかし二階で初めに目に入ったのかこれ
吊るしソーセージ
吊るしソーセージ

なんかデジャブ・・・

さっきはベーコンだったが、今度はソーセージか。
そしてこのソーセージ、値札がついていた。
売り物なのだ。
おいしそうで、つい買いそうになった。
しかしいまはそれよりも風景だ。

バックパッカー中国

やっぱり二階からの眺めはよい。
天気はうす曇りで、山の背面は白く光っている。
興坪川下り

どの山も個性的で、けぶった靄をかぶり
シルエットを淡くかすませている。
世界絶景

そんな山々の足元で、
発育旺盛な南方の植物が、
巨大な葉群を拡げてる。
桂林遊覧船

その光景はまるで原始的で
自然の力強さを感じられる。

桂林の漓江といえば写真では
水墨画的なその幽玄な雰囲気ばかりが強調されているが
実際はこんなに野性的な荒々しさもあるんやなと
現地に足を運んで初めてそう体感した。
漓江絶景

そして観光船は港へ引き返す。
バックパッカー世界二周


セカチョク世界二周


中国絶景


漁村遊覧船

バックパッカー世界一周

90分という乗船予定時間は、あっという間だった。

観光船ならではの不自由さもあったが
漓江の美しさは体験できたと思う。

ただ、これから漓江の川下りに行く人は
観光船よりも筏ボートの方がよいと思います。
それも、貸し切りで。
それがもっとも、漓江の風景を満喫できるでしょう。

広西チワン族自治区の漓江

幽玄さと荒々しさ
その相反するような美が同居する
おもしろい場所でした。

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