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ドミニカ共和国の東に位置する、リゾート地プンタ・カナ。
バックパックとともにビーチを眺め、
プンタ・カナ空港へと向かう。

観光客を待ち構えていたバイタクの言い値は
「200」
フルーツスタンドの親父が「500ペソ以上は出すな」
と忠告した、その半値以下である。

「ほんとに200ペソか?」
札まで見せて念を押す。
サングラスをかけたいかついドライバーは
(ブレイドのウェズリースナイブスを7掛けした感じ)
黙ってぎこちなくうなずくだけ。

バリバリ怪しい!

ただ、この男くらいやったら、モメても切り抜けられそうやなと
そう感じ、そしてほんとに200ペソ(400円)で空港まで(もしくはその傍まで)
行けたらラッキーやなと思い、乗ることにした。

そして出発
バイタクとの交渉

空は快晴。
カリブ海の青色そのままの空。
心地よい風。

バイクは心地よい。
ヘルメットがないので、何かあったら危険だ。
料金と、自分自身のリスク管理を天秤にかけて
使用しましょう。
まあ、旅人をしていると、こういった危機意識は低くなりますが。。。

それにしても、ビーチ周辺はほんとに、リゾート施設しかない。
セカチョク

世界3周

すべてお膳だてされて、そのなかで
自分の期待どおりに過ごす。

そんな風で楽しいんだろうかと、
いまだリゾートスタイルの旅に慣れない私は、そんなことを思ってしまう。
今後は私なりにリゾート施設を楽しむ心構えをもつのを、課題としよう。

「空港だよな!」
ときどきドライバーが確認してくる。
「ああ!」
私は答える。
・・・怪しい。

「空港は遠いんだよなあ!」ドライバーが何度が言う。
「そうでもないやろ!」と、私。
・・・・怪しい。

「ちょっとガス入れるから」
ドライバーはそう言って、ガソリンスタンドへ入った。
タクシーやバスなどが、お客を乗せたまま給油するのはよくあることだ。
私はトイレをすませて戻ってくる。
「金は下ろしたのか?」
ドライバーが妙なことを言ってくる。
「いいや?」
私はすでに、200ペソの運賃を見せているので、
金を降ろす必要なんぞない。
・・・・・バリ怪しいわ!

そのまま出発。
このまま何事も起こりませんようにと後部座席で願う。
「空港は、すっげえ遠いんだぜ!」
と、ドライバーはまた声を上げる。
なんのアピールだよ!
(わかってるけど)。

空港まで行ってくれたらチップの1ドルくらいはあげるから
このまま黙って空港まで行ってくれ。

と願っていたら、バイクは広い幹線道路の途中で減速し始めた。
そしてガソリンスタンドの横で停車する。

おい、やめてくれ。

「どうした?空港はこの先だろ?」
と、一応聞いてみる。

するとドライバーが、おもむろにこう言った。
「空港までは2000ペソ(4000円)だ」
ドライバーがこのセリフを言った瞬間、来たなあ、と思いました。
2000ペソは相場の4倍。ドライバーが提示した金額の、実に10倍です。
私は怒りに火がついていましたが、ぐっと抑えます。
怒りに身をまかせてふるまっても、よいことはありません。
バイタクとの闘い

こういうぼったくりドライバーは、あわよくば、的な軽い感覚で
ぼったくりを試してくる場合もあるので、本気かどうか確かめます。
そこで、後部座席から男の脇をくすぐってみました。
「ヘイ、冗談きついなあ。もう少しだから出発してくれよ」

ドライバーは脇にアクリル板でも仕込んでいるのか
まったく笑いもしません。こいつ本気やな
「2000ペソだ」
と、冷たい声で言い放つ。
しょうがいないので、怒ることにしました。

荒々しくバイクから降りる。
「きさまが最初に200ペソって言うたろーが!」
(7掛)ウェズリー・スナイプスの胸を指さして叫びます。
「2000ペソだ。空港は遠いんだ」
「最初は、300ペソで、そこから5ドル、そして200って決まったやろが!」
「オレ、エイゴ、ヨク、ワカラン」
でた。責められるとエイゴワカリマセン、と出てくる。
「さっきまで英語話しとったろうが。都合悪くなったら英語わからんくなりおって!
この国ではエイゴワカリマセン病がはやってんのか!?パンデミックか!?
とにかく200ペソだ!!」
「1000払えよ」
「200だ。さあ行こう」
勢いつけてバイクに促しても、ウェズリー70%は折れない。
「行かない。空港までは1000ペソだ。空港は遠いんだ」
かたくなにそう繰り返す。
私は周囲を見わたす。
幹線道路で、周囲には何もない。
しかし、交通量が多いので、グアグアやバス、何かしらは捕まりそうだ。
そうでなくても、まだ時間的には余裕があるから
ヒッチハイクでも何でもして、フライトまでにはたどり着けそうだと、読んだ。
「じゃあもういい!どっかいけ!ほかのバイクタクシーかグアグアを捕まえる!」
ウェズリー70を手で追い払う。
「そんなものはこない。ここには何も停まらない」
「停まるさ。簡単に。さあ、どっか行け」と私。
「・・・ここまでの金を払えよ」
この言葉にはさらに頭にきました。
「約束やぶった奴が、なんば言いよるか!行け!」
「1000払えよ」
「知るか!200で連れてけ!」
ここからは平行線になるので、放っておいて歩き出す。
しばらく横に並んで、しつこく金を要求してくる。
そして去っていく。
どうせまた戻ってくるんだろう。
これも交渉の技術だと相手は思っているのがわかるから、
なおさら腹が立つ。

案の定、また戻ってきた。
「500でどうだ。空港まで」
そう声をかけてくる。
500は、コーラルビーチのフルーツスタンドの親父が教えてくれた
相場の上限だ。しかしもう頭にきてるので、そんな値で乗るつもりはない。
「200だ」
そうとだけ答えて、歩き続ける。また同じやり取りが何度かあって、
またバイクは去っていく。
私は立ち止まって、そこでグアグアや別のバイタクを待つことにした。
するとまた、例のウェズリーバイクが戻ってきた。

「ここまでの料金、500を払えよ」
そうすごんでくる。
もういい加減しつこいので、最後にすることにした。
「なあいいか。これが最後の提案で、最後のチャンスやけんな」
私はそう言ってウェズリー70%のサングラスをゆっくりと取る。
ウェズリーがまぶしそうにする。
「ラストチャンスだ。5ドル払う。それで空港まで連れてけ。
それ以上は一切払わん。0か、5ドルかだ。これで本当に最後だ。どうする?」


これだけ嫌な思いをしたので
もう500ペソなんて払う気はない。
5ドルに少しだけ値を上げて、それでだめならもういい。
すると、ウェズリーは大声をあげた。
「2000ペソで、1000にしてやった!そこから500にしてやったんだ!
払えよ!!」


「これで終わり!もう絶対に払わん!!」

それでまた歩き出す。
ウェズリー70はまだついてきて色々言っていたが、すべて無視。
「てめえ!払いやがれ!」と叫んだので
両手を広げてみせた。
「クソーーーー!!」

とウェズリー70は叫び声をあげて、今度こそ本当に去っていった。
ここまでのガス代うんぬんもあるのだろうが、
激しくぼったくろうとしたので、気の毒にも思わない。
なにより、この疲れるし。
こういうときは、こちらの正当性を理解して、毅然とした態度にでるのが大事である。

そしてこの何もない幹線道路でバイタクは捕まるのだろうか。
バイタクぼったくり


3分待って、簡単につかまりました。
手を挙げて止める。
「空港まで行ってくれる?」
空港の方を指さして言う。
「100ペソ(200円)で」ついでにしれっと付け加える。
なんか頭にきてたので、強気の金額だ。
「100かあ・・・」
さっきのとはうってかわって、今度のドライバーは普通の
善良そうな人だ。
「お願い!100で。そう遠くもないやろ?」
あと7,8キロといったところか。
「うーん、仕方ないなあ」
ということで、100ペソで成立。さっそく乗り込む。
セカチョク
このドライバーは、とばっちりを食った格好だ。

15分後、無事に空港に着いた。
100ペソと、お礼のチップを1ドルあげた。
プンタ・カナ空港は、茅葺チックな、いかにもリゾートな空港だ。
プンタカナ空港

チェックインをする。
ここからコンドール航空でドイツのデュセルドルフへ飛ぶ。
プンタカナ空港

このプンタ・カナ空港。
おもしろいのは、待合室に壁がないことだ。
世界の空港
なんと開放的。
嵐が来たらどうすんの?

そんなおおらかな雰囲気の空港から
ドイツへと飛び立ちます。

はじめて乗る、コンドール航空。
LCCでの長距離フライトも初めてです。
次回はフライトと、ドイツの様子をお届けします。

では。さよならドミニカ共和国。
久しぶりの、初訪問国はやはり刺激的でした。
世界の空港
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