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15日間で世界を1周する今回の旅
4日目
ドイツのデュセルドルフに到着し、
ポルトガルのファロへ移動する間の6時間。
近郊のゾーリンゲンへ行って戻って。
ドイツ列車

空港駅からひとつ乗り過ごして。
angermund
Angermund(アンゲルムント)駅?
戻りの列車は15分後。よかった、フライトに間に合いそうだ。
駅から出て町を見てみる。
angermund
高級住宅街っぽい。
アンゲルムント

折り返して空港へ。
デュッセルドルフ空港
さっそくカウンターへ。
利用するのは、Laudamotion (ラウダモーション)。
オーストリアのLCCらしいです。
そしてここで、私の魂をぶっこぬく驚愕の一言が。

「えーとね、あなた、オンラインチェックインしてないわね」
「うん。これが予約番号」
「あのね、カウンターでのチェックインは有料なのよ」
「えっ?」
「オンラインチェックインをしてって、メールが送られたでしょ」
「見てないよ。ネット見れてないもん」
ここでカウンターの女性、首をすくめる。
つまり、そんなこと、こっちは知らないけどね。ということである。
ヨーロッパでは、完全なるセクション主義。
メールを送る部署、ルールを決める部署、カウンターの部署は
はっきりと業務内容がわかれていて、自分の業務外のことは、
まるで別の会社の出来事と同じである。
「カウンターでの発見手数料って、いくらなの?」と、聞いてみる。
短期旅行なので、少しくらいなら払うことはできるのだ。
「15ユーロ」
約2000円か。ただチェックインするだけで2000円は、高い。
でも、しょうがないか。払うしかないようだし。
「オッケー」
と私が即答すると、カウンターの女性はすこし驚いた顔をして私を見た。
きっとほかの乗客は、驚いたり不平を言ったり、もっとリアクションが
大きいのかもしれない。
なにしろ、このフライトの運賃自体が、50ユーロなのだ。(6500円)。
20キロの預け荷物を加えて、この価格である。
しかし、LCCはよく利用するけど、
有人チェックインが有料なんてのは初めてだ。
ヨーロッパは、厳しいなあ。
そして手続きを進めていく。しかし、何かが引っかかる。
さっき私が「払うよ」と即答したときの、カウンタースタッフの顔である。
ふつう、あんなに驚くかな?なにか嫌な予感がする。

「もう一回聞くけど、手数料は15(フィフティ)ユーロだよね」
そこで私の魂をぶっこぬく、驚愕の一言が返ってきた。
「いいえ、55(フィフティファイブ)ユーロよ」
・・・・・
ちょっと待てーーーーい!!
なんですと!?
55ユーロ(7200円)!!

フライト運賃を軽く超えとる!!
たかが三分ほど、カウンターでチェックインするだけで、
7200円!
なんというぼろい商売。
このお姉さんを時給換算すると、14万4000円だ。
もし求人広告で「時給14万4000円💛スタート
なんて書かれていたら、胡散臭すぎる。非合法の香りがプンプンする。
どんな悪徳商売かといえば、つまりLCCという商売、という落ちだったか。

わかっているんです。
LCCはサービスを極端に排除して、
人件費を抑えることでこれだけの低価格を実現しているといことを。
言われなくてもわかってるんです。
だけど、オンラインチェックインしなかったからといって
それだけで7200円なんて!!
OH MY BUDDAH

「55ユーロ?」
「うん」
私の愕然とした顔を見て、カウンターのお姉さんも
やっと納得いったようである。
しかし私も大人。
昔の超節約放浪旅のときとは、違う。
歯を食いしばって、平然を装う。
「おっそろしい価格だね」
私はそう言うが、お姉さんはまた首をすくめて応えない。
「はい。チェックイン終了。あっちで手数料支払ってきて」

背後のオフィスを示されたので、向かう。
オフィスカウンターのお姉さんは私からチケットを預かると、
事務的に処理を進める。
「55ユーロね」
「カードでいい?」
「もちろん」
「ねえ、これってフライト料金より高いよ」
私が首をすくめる。旅をしていると、首をすくめるのがうまくなる。
何しろ、首をすくめるしかない出来事がたくさんあるから。
「しょうがないわね。だってこれがLCCだもん」
お姉さんはそんなことを言いながら、無情に私のクレジットカードをスワイプする。

せっかく、せっかく、安い航空券を探して、それをもとに旅程を組んだのに。
航空券より高い、手数料を取られるなんて・・・
LCCは油断できない。
世界一周
失意のうちに乗り込む。
魂は半分抜けたまま、離陸。
座席の注意書き。なかなかのデザインセンス。
laudamotion

ラウダモーション
席はめちゃ狭い。
LCC

ドイツからポルトガルへ。
スペインの山岳地帯の上空を通過。
スペイン上空
世界は美しい。
しかしまだ、傷は癒えない。
森卓也
7200円。3分で7200円・・・

日は傾き、雲と翼が朱く染まりだす。
空の夕日

だがいつまでも気にしてはいられない。
いくらフライト料金より高い手数料(←しつこい)をとられようと、
旅は続くのだ。

そして機体はポルトガルのファロに近づいた。
そこには私を鼓舞するかのように、素晴らしい景色が広がっていた。
飛行機虹
ひとつの虹が、ファロの町に降っていた。
まるで滝のようで、虹の下ではしぶきがあがっていそうだ。

これから旅をする、行ったことのない町。
あの虹の下では、ビルも信号も、椅子も鍋も、踵からまつげまで、すべてが虹色に包まれている。
私にとって見知らぬ土地を訪れることは、
そんな夢のような場所へ入っていくような興奮がある。

旅は、まぶしい虹の光りへ入っていくようなものなのだ。

いつかもう一度訪れたかったポルトガル。
いったいどんなことがあるのか。

眼下の虹に見惚れながら、機体はポルトガルへ下降をはじめた。

次回は、ポルトガルのファロの話です。

では。
faro
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